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重心移動?体重移動?
下の動きが影響して上手くなれないのかな?
ダウンスイングで右膝が前に出ると悪いと聞くけど本当なのかな?
右膝が前に出ないように意識すると体の回転が止まるんだけど。
ジャスティントーマスやダスティンジョンソンなど右膝が前に出ているプロもたくさんいるけど、どうなんだろう?
右膝が前に出てもいいなら吹っ切れるけど。。。
今回はこのようなお悩みを解決する内容になります。
この記事を読むことで以下のメリットが手に入ります。
・重心移動がうまく出来ない理由が分かる
・右膝が前に出ると腰が回転しやすくなることが分かる
・スエーやスライドの動きが強い場合は、右膝が前に出ても構わない
・下半身リードができない人にとって朗報となる
重心移動ができない
体重移動ができない
下半身の使い方をまずは理解していただくために、今回のコンテンツを作りました。
マキロイをはじめプロはいきなり回転からはスタートしていません。
回転に見えるプロでも実は「みぞおち」から動かしています。
ただ、分かりやすいように、3つの方向で下半身を動かす順序をお伝えしていますので以下の動画で確認してください。
まずは重心移動を最適化する
重心移動を楽に覚える方法があります。
動画の内容を真似してみてください。
1、スライド
2、回転しながら下へ
3、おへそが飛球方向へ出ていく
下半身の動きは単なる回転だけではないので、しっかりと3つが合成されるように練習してみてください。
この3方向の動きを行うことで、重心移動が最適化されます。
右腰がスライドした時に、手元は何もしなくても動かされます。
そして、適正なテークバックポジションにクラブが収まります。
いきなり回転から入ると、クラブをインサイドに入れてしまいます。
スライドが入ることで、みぞおちが動かされて横運動が発生し、その次に右のお尻が後方へ動かされて回転へとつながっていきます。
いきなり回転をしてしまうと、回りすぎてしまうので、手元もクラブもインサイドに引っ張り込んでしまいます。
なので、スライドからスタートするようにしましょう。
マキロイの腰の動きのスローを見ればその動きも分かりやすいと思います。
1、右腰がスライド
2、お尻が目標へ向きながら下に沈む
3、左膝を伸ばしながら上に上がっていく
ただの回転ではないことが理解できるかと思います。
スライドの動きが難しいと言う場合は、みぞおちから動かす意識を持ってみると良いです。
右腰がスライドすることで左腰が低くなる
スタート時点で、みぞおちから動いて少し右腰がスライドすると左腰が低くなります。
左膝も多少伸ばされることになります。
これによって、切り返しから地面を踏むパワーが増します。
下に沈み込んで上に上がってくることができるので、下半身のパワーを最大限に活かすことできます。
なので、飛距離に直結する動きになっていきます。
例えば、重たいボーリングのボールを遠くへ放り投げようとした場合、下半身はどう使いますか?
その場で膝を入れ替えるように回転するだけでは、重たいボーリングのボールを遠くへ投げることができません。
膝の入れ替えだけでは、横回転になるだけです。
まずは横移動してしゃがんでパワーを貯めてから放り投げると思います。
この動きにかなり近いです。
テークバックをみぞおちから動かして、スライドが自然と入って、効率良く重心移動を使っていきましょう。
結果的に、スイングをリードし続けるのは「お腹」です。
具体的には「みぞおち」になります。
横方向の動きを意識しすぎてスエーするとという場合は、みぞおちから動かす意識で十分です。
みぞおちから動くことで、先にお腹が先行しますので、後から手元がついてきます。
そして、切り返しもみぞおちから動きやすくなりますので、勝手に下半身が先行する形になります。
アプローチなど、みぞおちから動いてみぞおちで切り返せばハンドファーストで楽に芯でヒットできます。
ゴルフスイング右膝が前に出る動きは問題?【前傾が起きなければOK】
さて、重心移動の基本が分かったところで
右膝が前に出るダウンスイングに悩んでいませんか?
もしくは、右膝が前に出ないようにしないといけないと思っていませんか?
こういった考え方に凝り固まってしまうと危険ですので、今すぐに捨てることをお勧めします。
なぜなら、右膝が前に出てもお尻の位置が前に出ていなければ問題ないからです。
アドレスの位置より、お尻の位置が前に出ると前傾姿勢が起きることになります。
前傾姿勢が起きるということは、スイングの再現性が落ちることになります。
しかし、前傾姿勢が起きる右足の動きと、右膝が前に出るという動きは別問題です。
ダウンスイングで右膝が前に出ているプロはたくさんいます。
右膝が前に出るということは切り返しから右足のカカトを上に上げる事で、腰を回転しやすくしているためです。
これは本能的に行われる動きになります。
正しい重心移動が起きた結果、下半身リードが約束されます。
右足のカカトが上に上がることによって、個人差はありますが右膝というのは自然と前に出てくるものなのです。
右足のカカトがめくれてしまうという表現をされる場合がありますが、ベタ足の意識で右足のカカトが上がってこずに体の回転が止まったり、腰の回転が止まったり、伸びあがってしまうという場合は、右足のカカトを上に上げる動きで改善されます。
体が硬く、股関節周りの柔軟性が低い人は右足のカカトを上に上げるという動きで、下半身リードが約束されます。
先ほどご紹介しましたが、重心移動の順序を守っていただくと基本的に右膝が前に出てお尻が出るので起き上がるという動きも消えていきます。
右膝を前に出すには右足のカカトを上げる
右膝を前に出すことを嫌うと、体の回転が止まりやすいという問題が出やすいです。
特に体の硬い人になると悪影響になりやすいのです。
切り返しから右膝が前に出ないように意識すると、右足をベタ足で使うイメージになりやすいのですが、体の硬い人が無理に右足をベタ足で使おうとすると腰の回転が止まって結果的に前傾が起きて伸び上がりながら腕を振るというスイングになりやすいのです。
腰の回転が止まったり、胸の回転が止まるということは、前傾姿勢が起きてしまうため、いわゆる手打ちになる要素を作ってしまうことになります。
なので、右膝が前に出ないように意識することは、「余計な事を意識している」ということになります。
別にそこを気にする必要はないという事です。
大事なのは、自然な下半身リードができているのかという部分です。
それを実現するためには動画でお伝えしているようにスライド、回転、伸縮がタイミングよく入る必要があります。
無理にベタ足スイングを意識している人などに起こりやすいです。
ジャスティントーマス選手などは切り返しから、かなり右足のカカトが上に上がります。
この動きによって右膝が前に出てきますが、お尻の位置が前に出ずに前傾が起きないので何の問題もないのです。
切り返しで右足のカカトが上に上げる事によって、左腰よりも右腰の方が高くなります。
すると、腰の横へのスライドの動きが減って、その場で腰を回転させやすくなります。
インパクトへ向けて下半身リードが約束されます。
結果的に、腰を思い切りインパクトに向けて開いていくことができるようになります。
右足のカカトが切り返しから上に上がって自然な下半身リードによりインパクトでは腰が開いた状態になっています。
これが、ジャスティントーマス選手の飛距離を出す下半身リードの方法です。
同時に右足の蹴りを使えるため、飛距離アップが可能となります。
後方から見てみましょう。
見てわかる通りです。
右足のカカトが上に上がりながら、右膝が前に出ています。
無理に右膝を前に出さないように意識する方が腰の回転を止めるリスクとなります。
体の回転を止めてしまう下半身の動きになっているのであれば改善する必要があります。
右膝が前に出ないようにベタ足で粘るというイメージでうまく行かない人は、このように真逆の動きを取り入れてみてください。
そうすれば、自分に合う体の回転を止めない感覚を体感することができやすいです。
グリップを気にする
例えば、基本的にストロンググリップにしておくほうが球の捕まりが良くなりやすいですし、ストロングリップにすることによって手元の運動量を減らすことができやすくなります。
なので、個人的にはストロンググリップが好きなのですが、これは人によって異なる場合もあります。
ストロンググリップにすると、どうしても違和感があってしっくりこないという場合もあります。
ストロンググリップにしたら
左への引っ掛けが出やすくなった。
低いフックボールが出るようになった。
ダフリやすくなった。
引っ掛けを怖がって腕を押し出すようにするとプッシュアウトする
などの問題が出てくる場合があります。
これは腕の骨格の問題などでストロンググリップの握りと相性が悪いという場合があります。
なので、ストロンググリップにするとうまく行かないという場合は、他の握りを色々と試してみることをお勧めします。
例えば、
左手はストロングのまま、右手はウィークにしてみたり。
左手も右手もスクエアにしてみたり。
左手をウィークにして、右手をスクエアにしてみたり。
基本的に、グリップの握りに関して、自分専用にマッチするものを貪欲に見つけたいという場合は、色々と試してみることです。
そして、以下の動画でお伝えしている部分を1つ基準にして考えてみてください。
まずは、球が捕まりやすいストロンググリップから始めてみましょう。
特にスライサーなどは球が捕まりやすいストロンググリップから試すことをお勧めします。
そこから、自分独自にアレンジして行くと、プロのように個人個人に最適なオリジナルの握り方が見つかります。
人それぞれ腕の骨格というものは異なりますので、基本を踏まえた上で最終的に自分に合う最適な握りを探す事をお勧めします。
ただ、スライサーはフェースの開閉量を抑えるという意味でストロンググリップからスタートすることをお勧めします。
とはいえ、ストロンググリップではしっくりこないという場合は、ご自分が好きなグリップの握りを採用してください。
また、簡単に球が掴まりやすくなる構え方としては、アドレスの手元の位置は左足の前【ハンドファーストで打てる構え】も参考にされてみてください。
飛ばし屋に共通する右足の蹴りが分かる
右膝が前に出ても問題ないということをお伝えしましたが、これは飛ばしにも関わることです。
切り返しから右足のカカトを上げるという動作は、ドラコンプロなども採用している人が多いのです。
世界屈指の飛ばし屋は、切り返しから右足のカカトを上に上げる選手が多いです。
以下はその1人として有名なジェイミーサドルフスキー選手ですね。
右足カカトが上に上がり、右膝が前に出てきているのが分かると思います。
結果的に、これが飛ばしのパワー(地面を蹴る動き)になり、腰をスライドせずにその場で腰を回転することができるようになるコツでもあります。
中々、切り返しからの下半身の動きが上手く作れないという人は、今回の内容をぜひ実践してみてください。
インパクトで腰を開くことができずに体の回転が止まってしまうという人や、アーリーエクステンションが何をしても改善できない人など、こういった人にとって実践する価値があります。
具体的にもっと詳しい再現性の高いスイングで飛距離と方向性を両立する内容が知りたいという場合は、ボディターン最後のマスターキーを手にしてみてください。
今回の重心移動の最適化の動きと合わせてやると、最高です。
えぐいショットが連発できますよ。