ダスティンジョンソンのスイングについて詳しく知りたいなぁ。
ダスティンジョンソンのスイングはアマチュアゴルファーでもできちゃうものなの?
飛ばすし、曲げないし、凄い選手だから真似してみたいけど・・・
今回はこのようなお悩みを解決する内容になります。
この記事を読むことによって、以下のメリットが手に入ります。
・ダスティンジョンソンのスイングで真似すべき部分が分かる
・飛距離アップできて方向性も安定する
・ダスティンソンのスイングを知るとボディターンの知識が深まる
今回はダスティンジョンソン選手のスイングを解説します。
僕自身彼のスイングを参考にして取り入れている動きなどもお伝えしていきます。
アマチュアゴルファーでも真似できる部分など、取り入れることによってどういったメリットがあるのかなどもお伝えしていきます。
ダスティンジョンソンのスイング解説【渋野日向子と瓜二つ】
ダスティンジョンソン選手のスイングは、日本人で例えると女子プロの渋野日向子選手と瓜二つのようなスイングをしています。
二人のスイングは共通する部分が多く似すぎています。
海外メジャーで活躍する選手なので、「アマチュアが真似するのは難しいかな?」と思われる方も多いですが、逆に女性でもダスティンジョンソン選手同等のスイングの動きを取り入れることはできているということです。
フックブリップのシャットフェースでトップを形成
【ダスティンジョンソン選手のトップ】
DJことダスティンジョンソン選手はフックグリップでトップはシャットフェースを作っています。
この特徴的な手首の動きは多くの人が真似しようと思って挑戦する部分だと思います。
ところが、体の柔軟性や手首の強さなどに関わる部分なので、なかなか非力な人、女性の方や手首が硬い人が真似するのは難しいということが言えます。
渋野選手はもともと左手首がダスティンジョンソン選手同様に手のひら側に折れる動き(バウドリスト)が自然と入っていたと言います。
なので、彼女は違和感なく幼いころから自然にこのバウドリスト(左当手首が手のひら側に折る掌屈、右手首を甲側に折る背屈の動き)を行っていたというわけです。
女性では珍しいハンドファースト度合いが強いスイングができるのはこのバウドリストの影響が大きいからです。
【渋野選手のトップ】
ボディターンで切り返し
ダスティンジョンソン選手はボディターンで切り返してきます。
トップからは手首や手元を一切いじることなく下半身からダウンスイングを引っ張ってきます。
その証拠に、切り返しからクラブが寝る動きが発生しています。
そして、下半身の動きも止まることなくインパクトへ向かっていきます。
かなり上半身と下半身の捻転差があり、手元が腰の高さに下りてくる頃にはすでに腰のラインはアドレスのラインを通り過ぎて、ターゲットよりも左を向き始めています。
つまりバックスイングからトップにかけて作った上下の捻転差をしっかり保ったまま切り返してきているということが言えます。
そして、トップですでにバウドリストを作っているので、切り返しから手首をいじることなくダウンスイングしています。
アマチュアゴルファーの場合はダウンスイングで手首を開放する人が多いのですが、ダスティンジョンソン選手は手首を開放したりすることなく下半身の動きが先行して手元が自然に下りてきていますので、勝手にシャフトが寝る動き(シャローイング)が発生しています。
ハンドファーストで長いインパクトゾーン
そして、インパクトはハンドファーストでかなり長いインパクトゾーンが形成されています。
思い切り腰が開かれたインパクトです。
後方から左のお尻が見えます。
右ひじが曲がっており、右手首が背屈したままインパクトしています。
右手が左手の下の状態がキープできたインパクトを迎えることができると、赤丸部分の右肩と顎に隙間ができるようになります。
右手が左手を追い越すようにインパクトを迎えると、右肩が上に吊り上がってしまいますので、右肩と顎の距離が近づいてしまいます。
ところが、ダスティンジョンソン選手の場合は、フックグリップのシャットフェースで切り返してインパクトまで来ますので、かなりフェースが閉じられた状態でインパクトに向かう事になります。
そのため体の回転を止めずに、腰を思い切り開いて右サイドベンドを入れて右手が左手の下の関係を保ったままハンドファーストでインパクトするとフェースがインパクトでスクエアになる仕組みになっています。
仮にダスティンジョンソン選手がこのグリップの握りと手首の使い方のまま、ダウンスイングで腰を開かずに体の回転を止めて腕を振り下ろしてくるとインパクトでフェースがすごく被った(閉じた)状態になってしまって左に引っ掛けることしかできなくなります。
なので、必ず腰を開いて体の回転を止めずにインパクトを迎える必要があるのです。
ストロンググリップでバウドリストにしてボディターンでスイングすると、インパクトではかなり腰を開いた状態になり、ハンドファースト度合いが強くなるのです。
そして、ハンドファースト度合いが強くなることによってフェース面が暴れずに体の力でボールを押し込んでいくことができるので方向性が安定し、なおかつ飛距離がアップも可能となります。
ただ、気を付けたいただきたいのですが、バウドリストにするタイミングは自分に合うタイミングを取り入れてください。
仮にバックスイングでバウドリストを入れなくても、切り返しから入れるパターンもあります。
なので、どちらが自分に合うのかを試してみるということをお勧めします。
前傾が全く起きないサイドベンド
ダスティンジョンソン選手のスイングを見ていると、インパクトを終えた後も前傾が全く起きることなくフォローに向かっていきます。
これは、かなり右サイドベンドの動きが強く入っているということが言えます。
フォローでもかなり右肩が下がった状態になっていますし、右サイドベンドが強く入っているのが分かります。
この動きによって前傾角度を起こすことなくそのままフォロースルーからフィニッシュへと向かっていけるのです。
右手が左手の下の感覚のままハンドファーストでインパクトをするためには、右サイドベンドの動きが必要不可欠です。
ダスティンジョンソン選手は体の柔軟性も高いのでこれほどまでに右サイドベンドの動きを入れてずーっとフォローでも前傾角度をキープできていますが、体の柔軟性が低い人がこれを真似することはできないと思います。
ただ、いくら体が硬いからと言っても右サイドベンドを入れることはできます。
なので、体が硬くてもボディターンスイングはできるということです。
フィニッシュでのけ反らないI字型
ダスティンジョンソン選手のフィニッシュは逆C型ではなくI字型です。
日本人ゴルファーに多い逆C字型フィニッシュは腰に負担がかかるので辞めた方がいいです。
逆C字型はよくジュニアゴルファーに多いフィニッシュです。
または、手を返すスイングをしている人に多いですね。
ボディターンでスイングをしてI字型のフィニッシュを目指しましょう。
そうすれば、腰に負担がかからないスイングになります。
ダスティンジョンソンのスイングで真似すべき部分
アマチュアゴルファーでもダウティンジョンソン選手のスイングを真似するべきポイントがあります。
ダスティンジョンソン選手のスイングは飛んで曲がらないという意味でやはり魅力的なスイングです。
なので、アマチュアゴルファーであっても取り入れられる部分を解説します。
押し込めるインパクト
アマチュアゴルファーでもダスティンジョンソン選手から盗める技術は、やはり押し込めるインパクトですね。
ダスティンジョンソン選手のように、ボディターンのハンドファーストで打てると体の力で球を飛ばせるようになりますし、タメが強くなりますので飛距離が伸びます。
そして、手を返すスイングとは違って、ハンドファースト度合いが強くなりフェースの開閉量が少なくなりますので、方向性も安定しやすいというメリットがあります。
なので、右手が左手の下という関係性を崩さずにインパクトを迎えることを覚えましょう。
この部分はアマチュアゴルファーでも真似するべきポイントになります。
右手が左手の下にあるとハンドファーストインパクトが可能となりますので、ちゃごるTVのスイング理論を評価【ハンドファーストで打つアームトルクドリルは正解?】も読んでおいてください。
フェース面の安定する動き
フェースターンやリストターンのスイングではフェース面がインパクト付近で暴れやすくなり、フェース面をスイングプレーンに対して長い間安定して動かすことができません。
いわゆるインパクトが点になりやすいということが言えます。
逆にインパクトを線でとらえることができる感覚というのが、ボディターンスイングになります。
ダスティンジョンソン選手はバウドリストのフックグリップなので、かなり長い線の感覚でインパクトを迎えていることになります。
そのためスイングプレーンにそってフェース面を安定して動かすことができています。
なので、あれだけのヘッドスピードで振って飛ばしても方向性も失いにくいという結果になります。
このポイントもアマチュアゴルファーは真似するべきだと思います。
手首の柔軟性がないのに、無理にバウドリストのトップを作る必要はないですが、切り返しからバウドリストを意識してシャローイングするスイングを作っていくとインパクトでハンドファーストに打てる感覚が出やすくなります。
渋野選手が行っているように女性でも強いハンドファーストに打てるようになれます。
動画でも「強いハンドファースト」を作るための方法を解説していますのでご覧ください。
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