ベタ足スイングの方が良いのかな?
インパクトゾーンが長くなるって本当なの?
足の使い方に迷ってしまうから教えて欲しい
というわけで、今回のテーマは【べた足で振る練習をする韓国人プロのスイング】です。
全ての韓国人のプロがみんな同じスイングをしているかというと違いますが、基本的に韓国人プロはベタ足スイングが主流ですね。
そして、おまけに韓国人プロは世界でも通用する選手が多くて強いという印象がありますね。
特に女子プロは強いですよね。
でも、聞くところによるとこれら韓国人プロの強さの秘訣は、韓国で培った基礎の上に成り立っているということです。
たぶんあなたもそうだと思いますが、韓国人プロのスイングを見たときに、みんな共通しているものを感じるというのであれば、それは同じ基礎の上に成り立っているという証だと思います。
そこで、韓国人プロのスイングには頭から真下に下りる軸を崩さないように動くとか、または後方から見たときに上半身の前傾角度をキープしたままスイングする意識を持つということなどがあるそうです。
そして、その延長線上で行われているのが「べた足スイング」ということ。
ベタ足スイングのメリットを理解しよう
べた足スイングというのはあなたもご存じだと思いますが、切り返しからダウンスイング、インパクト、そしてフォローとヒールアップを抑えてスイングすることです。
リオの五輪で女子の金メダリストになったパクインビ選手とかべた足が顕著ですね。
また、日本でも3度賞金女王になったアンソンジュ選手とかもそうですね。
彼女たちはベタ足が顕著に見て取れるスイングをしています。
でも、韓国出身の選手だからみんながみんなべた足かというとそうではないです。
でも、韓国人プロのべた足スイングの割合は他の国の選手に比べると多いです。
これは幼いころから韓国でゴルフをやってきている選手はベタ足で振る練習をしているからだそうです。
両足のカカトを付けたままスイングするという習慣がついているわけです。
ゴルフを始めたばかりでろくにボールに当たらない頃には「ボールをよく見て打ちなさい」と教えられるわけですが、でもよくボールを見て打とうとするとあなたも体験したことで分かると思いますが、速く振ったり、体を大きく動かしたりはできません。
必然的に小さなアクションで打つので、足はあまり上がらないわけです。
そして、しっかりとべた足で振っている選手はそのメリットを十分に感じていると言います。
そんなべた足のメリットですが、それは明らかなのが「ダウンスイングで下半身が左へ流れない」ということです。
あるいは左腰がすぐに開かないということです。
多くのスライサーに多いのがその大きな原因はダウンスイングで腰が左へスライドしたり、腰が早くに開いてしまう事です。
そして、このような人のスイングに共通してるのがダウンスイングの速いタイミングで右足カカトが浮いてしまっていることです。
意識している、していないにかかわらず速く右足かかとが上がってきてしまいます。
もちろん右足カカトが上がること自体は悪いことではないですが、ほとんどの人が右足カカトが上がる動きに同調して、右ヒザが前に出てくる人が多いです。
右膝が前に出過ぎるとカット軌道になりやすい
右膝が前に出てきてしまったら当然腰というのは早めに開いてしまいます。
もちろんインパクトでは腰は45度ほど開いているのですが、開いてしまうタイミングが速くなってしまうということです。
右ヒザが前にでるとインサイドからクラブを下すことができません。
前に出た右ヒザが邪魔になってアウトサイドからしかクラブを下せなくなってしまいます。
腰が開いてヘッドがアウトサイドから下りて来たらスイング軌道はアウトサイドインになりますので、結果的にインパクトでフェースが閉じない限りスライスしてしまうわけです。
スライスが治らないという場合は、ベタ足スイングを試してみることもアリです。
ただ体の回転が止まるという場合は、辞めましょう。
基本的にスライスが直らないという場合は、アドレスでハンドファーストに構えて球が掴まりやすい状態を作っておく必要があります。
それでもスライスが直らないという場合は、スライスを治すためにドライバーのスライスの直し方!振り遅れの原因を解明して真っすぐ飛ばす方法も読んでおいてください。
「べた足で振ることによって、一連の間違った動きを防ぐことが可能」
ダウンスイングで右足カカトが上がらないようにしたら、右ヒザというのは前に出てくることはありません。
そして、これが原因でクラブがアウトサイドから下りるという事もなくなります。
だからべた足で振るということは下半身の間違った動きを矯正する効果があるという事です。
右足カカトが上がってこないという事は両足の多くの部分が地面に接触して下半身のバランスがとれているということです。
クラブを振り下ろしてきたときに、1本足で立っているのと、2本足で立っているのとではどちらが安定していますか?という話です。
明らかに2本足ですね。
地面に付いている足の面積が大きいほど安定するわけです。
ダウンスイングで言う安定というのは、腰が左へ流れないことや、腰が引けるように開いていかないことを指します。
右足カカトが地面に付いていると下半身が粘れます。
なので、体が正面を向いた状態でインパクトできます。
スイング軌道の点でもフェースの向きという点でも安定した状態でボールをヒットできることに繋がります。
ただし、このベタ足スイングはリストターンスイングの人向けです。
体の正面を作って手の返しで打っていくタイプはベタ足スイングと腕の動きの相性が良くなるからです。
ボディターンスイングを目指しているのに無理にベタ足にして腰の回転が止まってしまうという場合は無理にベタ足にする必要はありません。
ダウンスイングにおける右足のヒールアップというのは、カカトからではなくて、足の外側から。です。
あなたがダウンスイングで右ヒザが前に出るという場合、べた足で振ることをおすすめします。
インパクトがゾーンになって飛距離が出るべた足で振るメリット
べた足スイングではインパクトをゾーンにできるというメリットもあります。
べた足で振るということは、右足に体重が残った状態でインパクトすることです。
これによって、下半身の無駄な動きを抑えることができますので、体の正面でインパクトできます。
この形ができたらダウンスイングでゆるやかにヘッドが下りてきてくれます。
つまり低い位置からボールに向かっていくといってもいいでしょう。
つまりインパクト前後でヘッドを低く保つことができますので、インパクトゾーンが自然と長くなるわけなんです。
あなたが、まだ分かりづらいという場合は逆のことを考えてみてください。
ダウンスイングでいち早く左足に体重を移して右足をヒールアップさせて打ってみてください。
この場合、クラブヘッドは上からインパクトに向かっていわゆるダウンブローでボールをヒットする形になります。
もちろん間違いではないですよ。
でも、べた足で振ったときに比べるとインパクトが点になります。
これは飛距離がほしいドライバーなどではデメリットになります。
ヘッドが上から入るとボールを潰すように打ってしまうことになるので飛距離が出なくなります。
ほとんどの人がこの傾向でドライバーを打っています。
中には「ヘッドを上から入れるように打ったら飛ぶようになった」と言う人もまれにいますが、そんな人はもともとすくい打つようにクラブを動かしていたので、それを上からクラブを入れるようにという感覚に変えてすくい打ちが矯正されてある程度ゾーンでインパクトできるようになったわけです。
インパクトがゾーンになるとヘッドを使えます。
どういうことかと言いますと、クラブの先端部分のしなりを使って打てるようになります。
これも上からヘッドを入れている場合を想像してみたら違いは明らかですね。
上からヘッドを入れるということは、インパクト以後のヘッドの加速はありません。
あなたの周りでも「ゆっくり振っているように見えるのに飛ぶな~」という人はおおむねべた足で振っていると思います。
つまり体重が左に移った状態で打つよりも、右足に残しながら打った方が飛ぶという事です。
これならゾーンでボールを押せるので方向性も良くなります。
そしてロスなく飛ばすことができるようになるという事です。
今回の内容は以上です。
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