あなたのゴルフ上達に今回も役立てていただければと思います。
名だたる名プレイヤーとしてお馴染みの、全英、全米オープンで優勝を果たしたトミーアーマーの格言は「ゴルフは左手のゲームだ、ところが100人中、99人は右手でプレーしている」ということ。
この名言を聞いたときに、「確かに間違いない!」と共感させられたことを覚えています。
ゴルフは右打ちの場合、右手より左手が大事であるということをトミーアーマーは言ってますが、これは確かにその通りだと思います。
右手の間違った使い方はミスを招く
右手を使いすぎることによるミスショットは多く、
スライス、ダフリ、チーピン、シャンク・・・
どれも右手が悪さをすると起こるミスなので、ゴルフは右手は使いすぎないことが大事だと思います。
あるプロゴルファーは「いっそのことを右手を切り落としたい」とまで言ったことがあるそうです。
右手を使いすぎることでスイングの再現性は失われます。
そしてミスショットになります。
では、飛んで曲がらない球を打つためにどうすればいいのか?
右手を使うとロクなことがないのがゴルフである。ということも以前お伝えしました。
そして、右手を使うとバックスイング、トップと上がり、ダウンスイングで右手を使うことによりクラブがアウトサイドから下りやすくなります。
トップから、または切り返しでは、下半身から切り返すということをあなたも聞いたことがあると思います。
下半身から切り返すという表現の問題も人によってイメージが異なると思いますが、ダウンスイング(切り返し)でいきなり右手に力を入れたりすると、その時点でスイングの再現性は低いものになります。
そして、クラブがアウトサイドから下りやすくなります。
トップまでの動きがプロ顔負けであっても切り返しからの右手の動きが悪さをしてクラブがスティープに降りてきてしまうという場合も多いですね。
球を強く叩くという意識があると、ほとんどの人が右手でクラブを球にぶつけに行くように力んでしまいます。
せっかくバックスイングからトップとキレイに動けていても、切り返しで右手に力を入れてしまったらこの時点で、スイングの再現性は失われてしまいます。
トップからの切り返しでコックがほどけてしまう原因にもなります。
コックがほどけてしまうとアイアンではダウンブローにインパクトできないため、どうしてもボールを「すくい打つ」打ち方になってしまいます。
すくい打ちになると、当然ダフリというミスショットにつながります。
そして、こういったミスショットは右手に力を入れてダウンスイングしているうちは、いつまでも付きまとってしまうのです。
ダウンスイングで絶対に右手に力を入れないことです。
右手でグリップをギュっ!と握らないことです。
ゴルフスイングは右腕主導ではなく左腕主導です。
(左腕主導だからと言っても、ダウンスイングを左腕だけで引っ張ってくるという意味ではないです)
あなたがふとした時に、右手を使いすぎていると感じることがあるなら
「ゴルフは左手のゲームだ、ところが100人中、99人は右手でプレーしている」という
トミーアーマーの言葉を思い出してみてください。
「やはり右手ではなく左手リードが重要と言う事ですよね。」というご相談もいただきます。
左腕リードは確かに間違いないのですが、右手も使いますよ。正しい使い方ができているかどうかによりますけどね。
右手は使うけど、使い方による
確かに右手は使います。
スイング中に右手でボールを押し込むという表現をされるプロはけっこう多いですね。
この感覚が分かるというのであれば、ある程度は右手の使い方が上手な方だと思っていいでしょう。
具体的に右手は切り返しから野球のスローイングのイメージで使っていきます。
アンダースローでボールを投げたことがある方は分かると思いますが、右ひじから上をまるでムチのようにしならせるようなイメージで使います。
こういったイメージがあるとダウンスイングで下半身と上半身の捻転差を保ちやすくなります。
幼い頃に、川に行き小石を投げて水切りをしたことがある方もあの感覚を思い出してほしいですね。
こういった右腕のイメージを切り返しから取り入れることによって理にかなったゴルフスイングの右手の使い方に近づいていくのです。
「幼い頃に水切りを川に行ってよくやった記憶があります。サイドスローやアンダースロー気味に投げていかないと水切りはできないので、あの感覚は今でも覚えていますよ。ゴルフスイングの切り返しの右腕の動きはまさにあの感覚に似ていますね。」というご相談もいただきます。
まさにあの感覚にそっくりだと思います。
右腕をあのようなイメージで切り返すことができると、おのずと下半身も良い動きになり連動してくれやすくなります。
まさにアンダースローのようなイメージが当てはまりますね。右手の使い方に関しては右手のヒラをダウンスイングで地面に向けるように下すのはNGも読んでおいてください。
右手を捩じる?これも間違い
次に右手をダウンスイングで捻じるように使うパターンの人も多いですね。
いわゆる腕をローリングさせるという表現をするわけですが、このローリングは地面に向かってボールを投げつけるような使い方に似ています。
要は肘から先を内旋させるように使う動きになります。
この動きでショットを打つこともできるのですが、いかんせん手の返しが強すぎて球が引っ掛かるという状況に陥ってしまうケースが多いです。
インサイドアウトに振りぬきながら、このローリングを行ってみると分かる通りですが、腕を目標の右へ放り出すような感じになりフェース面が急激にひっくり返ることになります。
確かにフェースの開閉を使うという意味にもなります。
仮にプッシュアウトスライスが止まらないという人にとっては、この腕をローリングさせてフェースを閉じるという動きを入れてあげると球が捕まるようになるのですが、これではショートアイアンがよく左へ引っ掛かるというパターンに陥っていきます。
なので、腕をローリングさせるスイングは個人的にお勧めしません。
球を捕まえる処方薬になることは間違いないのですが、これを続けているとショートアイアンなどのショットをコントロールできなくなるからです。
「私も昔、ローリングリリースやっていました。腕を捩じることによってフェースターンを起こして球を捕まえるという打ち方ですね。方向性の安定が取れないスイングになってしまってコースでは再現性が低く左右に球が散らばることが多いですよね。」というご相談もいただきます。
球が捕まらないという人が、腕をローリングさせて球を捕まえるという動きを入れてみたいという好奇心で試す分にはいいと思います。
ただこのローリングさせる動きでスイングを作っていこうと考えるのはお勧めできませんね。
おっしゃるようにコースで再現性が低く引っ掛けが出るリスクが高いのでチーピン持ちになっていくケースが多いです。
ローリング癖がついてしまっている人は、ストロンググリップにして手を返さないスイングを練習されると良いですね。
ショートアイアンの引っ掛けなどに悩まれている場合は、フックグリップは手を返さない右手は下から握りローテーション不要でスライスが直るを読んでおいてください。
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