アプローチでダフリやトップが出る人に共通する悪い癖を教えてほしいなぁ。
悪い癖を改善することができたら、アプローチが上手くなると思うけど。
今回はこのようなお悩みを解決する方法となります。
アプローチの打ち方の基本的な考え方について話して行こうと思います。
グリーン周りもそうですが、グリーンまで残り30ヤードぐらいの距離が苦手な人は意外に多いのではないでしょうか?
昔の僕もそうでした。
ドライバーでフェアウェイキープ、2打目のアイアンでナイスショット。
グリーンまで残り30ヤードほど残しピンそばに寄せてバーディーもしくはパー狙いが可能な状況まで来ました。
しかし、残り30ヤードの距離を寄せきれず・・・
バーディーチャンスが一瞬にしてボギーもしくはダボ・・・
残り30ヤードの距離に何度も泣かされてきました。
ショットが良くてもアプローチが下手だとスコアが崩壊します。
打ちっぱなしに行くとほとんどの人がショットの練習はするもののアプローチの練習はほとんどしません。
確かに打ちっぱなしでショットの練習をメインにしたくなる気持ちはわかります。
しかし、スコアアップを目指すのであればショットも大事ですがアプローチの練習に力を入れるほうが近道だと思います。
「確かにショートゲームは大事ですよね。スコアを縮めるためにはショットよりもショートゲームの精度の方が大事だとよく言われますよね。」というご相談をいただきます。
ショットも大事ですがショートゲームの精度はスコアを縮めるために必要です。今回はアプローチが上手くなる練習方法などをご紹介しますので参考にして下さいね。
スコアアップに直結するショートゲーム
アプローチが上手くならない限りはスコアアップは難しくなります。
そこでアプローチが苦手な人に共通する打ち方の悪い癖があります。
それはボールの行方が気になってすぐにヘッドアップしてしまうこと。
もう一つはアプローチショットでも前傾角度をキープすることは大事ですがそれができてない人。
この二つがあげられます。
たいていの人に共通して見られます。
僕もアプローチに苦戦していた時はこのような悪い打ち方をしていました。
カップのほうばかりが気になってインパクトまでしっかりボールを見ていないと決まってアドレスでできた前傾姿勢が崩れます。
こうなると上体が伸びてインパクトを迎えますのでダフったりトップすることが多いです。
残り30ヤードの距離でダフってチョロしたりトップしてグリーンを大きく超えてしまったりするともう悲しいというか、呆然としてしまいます。
結局次のアプローチでグリーンに乗せても1打損というか、前のナイスショットの意味がなくなります。
こうならないためにも、やはりアプローチの練習はしっかりすることです。
グリップは短く持って、アドレスはインパクトの形を作っておくため左足体重にします。
割合的には6対4ぐらいで左足体重です。
ボール位置はスタンスの真ん中からやや右足寄りです。
スタンスは狭く両足の間が拳一つぐらいの感覚がいいでしょう。
テークバックはインサイドに上げないように気をつけます。
インパクトまでしっかりボールを見ること。
そして、フォローまで前傾姿勢をキープすること。
これができてくるとアプローチが次第に上手くなってきます。
左足体重にするからと思って過剰に左足体重にしている人を見かけますが、これでは入射角が鋭角になり逆にざっくりしやすくなりますので過剰な左足体重は気を付けましょう。
アプローチショットでのミスの原因はたいていが前傾姿勢が崩れることにあると思います。
もちろん距離感も大事ですが、これに関しては練習して自分の感覚を磨くしかないと思います。
アプローチの練習をしない人は距離感がわからずにミスしているケースも多いです。
なので僕としては打ちっぱなしでショットの練習をするのもいいですが、アプローチの練習に力を入れるほうが早くスコアアップが可能となりますのでそちらをおすすめします。
マットの上からではなくティーアップをしてアプローチをしよう
ちなみに、アプローチでもボールだけをクリーンに打つ練習がお勧めです。
マットの上から打ってもダフっている可能性が高いので本番でざっくりしてしまうという場合は、ティーアップしたボールをアプローチショットする練習をしましょう。
これはショットにも共通することですが、フェースの芯でしっかりボールを打つ練習にもってこいの方法です。
練習場のマットの上ではダフっていてもソールがすべってくれるので、ミスに気づきにくいというのがあります。
ティーアップしたボールを打つことでフェースの上部に当たれば距離が出ずにティーを叩いた感触が残るので「あ!今ダフったな」というのが分かりやすいのです。
個人的にはマットの上からいくら綺麗に打てたとしても、実際は芝の上から打つわけですので、芝の上から綺麗に打てないことには何の意味もないと思っています。
「ティーアップしてアプローチの練習をすることは頭にありませんでした。今日から早速実践してみたいと思います。」というご相談もいただきます。
ティーアップしてアプローチの練習はかなりおすすめですよ。距離感を養いやすいですし、芯で打つという良い癖を身に着けやすくなりますのでぜひ実践してほしいですね。
絶対にダフリたくない場合に使えるアプローチの打ち方も参考にしてください。
ランニングやピッチショットやチップショットは手首の角度を変えない
ロブショットの場合は、手首を開放しながらショットしますが、通常のアプローチショットでは手首の角度を開放することはありません。
意識としてはアドレスでできた手首の角度をそのままスイング中キープするのです。
手首の角度を開放してしまうとロブショットやバンカーショットのように「すくい打ち」になってしまいますので、思った距離が出なくなります。
また、低く転がすイメージで打つ場合は必ず手首の角度をキープする必要がありますので、通常のアプローチショットで手首を開放していたという場合は、アドレスでできた手首の角度を変えないように意識してみましょう。
インパクトで右手首が背屈しているということが大事ですね。
背屈というのは、右手首が甲側に折れている状態のことを指します。
こうすることで、ランニングアプローチや、ピッチショット、チップショットなど通常のアプローチショットを打つことができるようになります。
インパクトに向けて、右手首を開放して手のひら側に折ってしまうアマチュアゴルファーがとても多いです。
これでは、ヘッドが地面に落ちてしまいリーディングエッジが地面に突き刺さりやすくなりますので、ザックリしたり、それを嫌がって伸びあがりトップするという状態になってしまいますので気を付けて下さいね。
ショットやアプローチもそうですが、特殊なロブショットやグリーン周りのバンカーショット以外は基本的に手首の角度を開放しないという考え方を持つことが大事です。
通常のアプローチショットはカッコつけてボールを上げようとしなくて良いです。
初心者に多いのがアプローチはボールを上に上げないといけないと思っているのもミスの原因だと思います。
アプローチは転がす方が簡単だし、寄るも参考にしてください。
転がしのアプローチから覚えることが上達の近道となりますよ。
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