アドレスの形にこだわって練習しています。
アドレスはボールを打たなくても練習できますしね。
でも、テークバックがどうしても難しくてわかりません。
どういった上げ方をしていけば良いのでしょう?
どうも、トシです。
再現性の高い正しいスイングを作って、ゴルフを上達していくために今回はアドレスとテークバックについてコツを教えます。
アドレスが崩れているとスイングも崩れて当然です。
正しいアドレスから正しいスイングというのは生まれます。
良いアドレスとはどんなアドレスなのか?
感覚的に言うなら「どこから見ても体の中心に軸を感じられる構え」になります。
正面からでも後ろからでもアドレスの写真を見たときに、
そこに自然な1本の垂直線が浮かんでくるような構えの事を指します。
あなたのアドレスの写真を10人の人に配ったとします。
そして、「これを見て軸だと思う部分に1本の線を引いてみてください」と尋ねたとします。
そこで、10人が同じところに線を引いた場合、それはいいアドレスということが言えます。
逆に人によって線を引く位置がちがったり、または引いた線が大きく傾いてしまっている場合はそれは悪いアドレスだという認識をする必要があります。
細かく言うならある程度背筋が伸びていて、背筋が伸ばされ、背中の下、腰のちょっと上あたりにハリが感じられて前後の重心位置は母指球辺りにあり、両腕は肩から真下に下がっていて、手元は体の近くにあるのが理想ですね。
左右の体重配分に関してはクラブによって異なる場合もありますが、ドライバーなら体の中心よりも少しだけ右に、アイアンなら体の中心か少しだけ左に垂直な1本の線が浮かんでくるような構えを目指しましょう。
アドレスの形は非常に大事な部分です。軸を感じられるアドレスを目指しましょう。またスタンス幅や肘の向きなど大切な部分はたくさんありますからね。
アドレスはスイングの土台となる
このように正しいアドレスの形が整ってくると、ゴルフスイングの土台が完成です。
「アドレスなんてどうでもいいでしょう?」なんてことを思っている場合はゴルフが難しくなります。
スイングが難しくなります。
上達の遠回りになります。
アドレスはバカに出来ないのがゴルフです。
次にゴルフスイングでもっとも難しいと言われる部分の1つにテークバックがあります。
このテークバックの始動ですが静から動に変わる動きになるので難しいとされています。
自発的なアクションで始動するので、多くのゴルファーがここで悩み、人それぞれで独自の動き出しのポイントを持っています。
動きのきっかけとして、膝や手元を一度飛球方向へ押し込む動きであるフォワードプレスを行ってその反動で始動する人も多いですね。
このフォワードプレスを取り入れている人は多く、プロでも多いですね。
また、例外なく僕も取り入れています。
でも、指導の方法は「こうでないといけない」ということはないです。
また、「こうしてはいけない」という決まり事もありません。
これは人それぞれで構わないと思います。
あえて言うなら、これは個人の違いもありますが、テークバックを簡単にしてバックスイングにつなげていきたいなら、動き出しですぐにコッキングを入れる事をお勧めします。
動き出しでヒンジとコックを入れてしまおう
コッキングといってもコックとヒンジの2つがあります。
ヒンジだけ入れてもダメですし、コックだけ入れてもダメですね。
同時に両方を入れる必要があります。
ヒンジとコックの両方を入れることによって、体を回さないで手首だけでするとクラブヘッドが自分から見てすごくアウトサイドにあがっているように感じます。
しかし、体の回転が加わりますのでこれで正しいスクエアなテークバックができるようになります。
テークバックの初期でヒンジとコックを入れてコッキングを完成させておくことによって、体はスムーズに回転しやすくなりますし、いいリズムを作り出しやすくなるのです。
なので、あなたもフォワードプレスを入れるときにはこの部分を理解しておいてほしいと思います。
確かにテークバックの時にコッキングを入れるタイミングがいつもバラバラになってしまう場合が多いです。
動き出す初めにコッキングを入れてしまえば後は体を回すだけでいいというシンプルな順番で体を動かすことができます。
ただ、これでは飛距離アップは難しいです。
方向性重視という考え方なら良いでしょう。
初めにヒンジとコックを入れてしまえば後は体を回すだけで綺麗なトップが出来上がります。
無駄にテークバックでクラブをインサイドに引きすぎてしまう癖も治ります。
ただ、ヒンジを入れるタイミングというのは、切り返しから入れた方が相性が良いという場合もありますので、ご自分のタイプがどっちなのかを把握しましょう。
テークバックをしながらバックスイングでコッキングを入れようとすると毎回タイミングが難しくなりますので、ダスティンジョンソン選手のようにテークバックの初期でヒンジとコックを入れて手首を固めてしまえば、後は体を回転させるだけで良いというシンプルな動きになりやすいです。
テークバックを成功させるコツとしては、プロや上級者はテークバック始動時にクラブを地面から少し浮かせてソールしないも読んでおいてください。
フェース面の管理も忘れずに
また、テークバックで注意していただきたいポイントとしまして、フェースの向きです。
スライスに悩んでいる多くの人がほぼ例外なくテークバックでフェースが開きすぎているというのがあります。
テークバックでフェースが開いてしまったら、ダウンスイングでそれを戻して球をつかまえにいかなければなりません。
でも、これは難しいことですので、ほとんどの人がこんな複雑な動きを行おうとすると手打ちになってしまうのです。
昔のようにクラブヘッドが小さくて重心距離も短かった時代ではフェースを開閉する力を利用して飛ばすというテクニックはありましたが、いまどきの重心距離の長い大型のヘッドの場合は、フェースの開閉を繊細にコントロールすることは熟練プロでも難しいとされています。
なので、球をつかまえるためにはまずフェースを開かずにテークバックするということがポイントになります。
そして、再現性の高い正しい体打ちスイングを作っていくためにこれはかなり重要となります。
世界のトッププロを見てもほとんどがフェースをシャットに使うことによって球をつかまえています。
そして、飛ばしています。
なので、テークバックでクラブが地面と平行に上がったときにクラブのリーディングエッジが上体の前傾角度と平行になるように上げていきましょう。
これは再現性の高い正しいスイングを作っていくために基本となる部分です。
フェースを開いて上げた時点でそのスイングは再現性の低い手打ちスイングになってしまいます。
「フェースを開かずにシャットで上げていくためには、おっしゃるようにテークバックの初期でヒンジとコックの両方を入れてしまえばOKですよね。
しかもストロンググリップにしているとかなりシャットフェースにすることができると思うのですがどうでしょう?」このようなご相談をよくいただきます。
テークバックでシャットフェースを作るためには動き出しからヒンジとコックを入れて、なおかつストロンググリップにしておくことによって、完全にシャットフェースを作りバックスイングできますので、手の返しが全く必要のない準備が整いますね。
ただ、あまりにシャットすぎるのも良くないです。
ある程度シャットフェースぐらいで良いでしょう。
ストロンググリップの場合は、基本的にヒンジを入れる必要はないです。
逆にテークバックでは、右手首を掌屈させるぐらいのつもりでトップにいくとストロンググリップの場合は、切り返しからシャローイングしやすくなります。
後は思い切って体を回転させていけば良い球が打てるようになるものです。特にスライスに悩んでいる人などはこのシャットフェースをテークバックで作ってしまう事をお勧めします。
これはゴルフ初心者でスライスに悩んでいる人にもかなりお勧めです。
ダスティンジョンソン選手を見れば分かりますが、テークバックですでにシャットを作りながらバックスイングしていますよね。
世界のトッププロのテークバックを真似するというのもお勧めですね。
テークバックでフェースを開いているプロは今の時代皆無でしょう。
スライスが出る人は必ずシャットフェースにするべきです。
球が捕まらない場合は、ドライバーのスライスの直し方!振り遅れの原因を解明して真っすぐ飛ばす方法も読んでおいてくださいね。
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