猫背のアドレスが悪いと言われるけど実際はどうなんだろう?
背筋を伸ばすように構えると腰に負担が来ると聞くこともあるけど。
猫背で構えて腰を反ってスイングするという感じでいいのかな?
イメージと感覚は違うから自分に合う方を選べばいいのかな?
胸を張って背筋をピーンと張った構えはしんどいなぁ。。。
今回はこのようなお悩みを解決する内容になります。
この記事を読むことで以下のメリットが手に入ります。
・猫背アドレスの矯正に失敗すると腰を痛めることが分かる
・無理に背筋を伸ばして胸を張る事は良くない
・自分の中では猫背になっている感覚が楽ならそれで良い
・反り腰で構えると怪我(ヘルニア、ギックリ腰)などの危険性が高まる事が分かる
今回はゴルフの猫背についてお伝えします。
猫背で構えることに対して悪だと言われることが多いのですが、実際は背骨をピーンと伸ばすように構えるわけではありません。
ゴルフ初心者に多いのが背筋を伸ばして胸を張り出し腰を反って構える方が多いのですが、これでは腰を痛めてしまう可能性が高まるので辞めた方がいいです。
人それぞれ骨格や体の柔軟性が異なるので一概にこれが正解というものはないと思ってください。
ゴルフの猫背は良くない?【背筋を伸ばして反り腰で胸を張り出すと怪我する】
ゴルフは猫背が良くないという事を言われることが多々あります。
猫背でアドレスしてしまうと良くないから、「背筋をもっと伸ばした方がいいよ。」
「もっと、胸を張った方がいいよ。」などと言われることが多々あります。
このように、アドレスの構えに対して言われることはよくありますが、個人的にはそれらをうのみにして間違ったアドレスの形をとってしまっている人を目にする事が多いです。
結論から言いますが、猫背を悪だと勘違いして背筋を伸ばして胸を張って腰を反るというアドレスは辞めた方がいいです。
なぜなら、腰を怪我するリスクが高くなりますし、スイングの再現性が落ちることになるからです。
具体的に今回は「猫背」についての意味をお伝えしたいと思います。
猫背の感覚で丁度良い場合が多い
「猫背の感覚で良い」と思っているゴルファーの方がキレイなアドレスができやすいです。
背筋を伸ばすという基本的な考え方は間違いではないのですが、腰を反って胸を張るようにアドレスすることが間違いです。
このアドレスの形をとってしまったら、先ほどお伝えしましたように腰を怪我することになりやすいのです。
反り腰で胸を張って背筋をピーンと伸ばしてアドレスしてみると分かる通りです。
10回ほどそのアドレスでスイングしてみると腰に負担がかかっている感覚が出ると思います。
体の柔軟性や骨格(手足の長さ)などによって人それぞれアドレスの形というものは異なって当然です。
体が硬い人が、体が柔らかい女子プロゴルファーのアドレスなどを真似しようとして、無理に反り腰にして背筋を伸ばして真っすぐにするなどを行っていると腰に負担をかけることになって怪我することになりますので辞めましょう。
そもそもゴルフスイングというのは、腰に負担がかかりやすい運動です。
なので、アドレスの時点でできるだけ腰に負担がかからないように構えて、スイングもできるだけ腰に負担がかからないスイングを作ることをお勧めします。
腰に負担の少ないスイングはローテーションスイングです。
ローテーションスイングというのは、腕の運動量を少なくして体の回転量を多くしたスイングの事を意味します。
ローテーションスイングについてはゴルフの【回転しない】は嘘!回転スイングで打つための秘訣も読んでおいてください。
対局としては体の回転量を少なくして腕の運動量を多くするスイングの事を言います。
これがいわゆるリストターンスイングと呼ばれる動きになります。
リストターンスイングは腰に負担がかかり怪我をしやすいため個人的にはお勧めしません。
リストターンスイングについては、三觜喜一ティーチングプロのスイングを分析【リストターンでインパクト】を読んでおいてください。
胸を張り出して背筋を伸ばすと腰を痛める
アドレスで胸を張り出して背筋を伸ばすという動きを入れていると腰を痛めることになります。
実際に、僕自身もそうですがこの形を作ってゴルフをしていた頃に腰に負担がきて「ギックリ腰」に苦しんだ経験が多々あります。
なので、基本的にアドレスで胸を張り出すという事はしないことです。
胸を張り出して背筋をまっすぐにするという考え方ではなくてお辞儀するように前傾すればOKです。
なので、今まで胸を張り出してアドレスしていた人からすると猫背になっているような感覚になると思いますが、これは感覚の違いなので鏡などでご自分のアドレスを確認することをお勧めします。
腰を反ってお尻を突き出した状態で構えるのではなくて、お辞儀するような感じで素直に前傾するだけでOKです。
腰を反ってお尻を突き出すイメージはアドレスではなく切り返しからと考えてください。
そうすることによって、お尻の位置が前に出るアーリーエクステンションを矯正する効果があります。
この時に左膝を目標に向けるように動かすと、腰の回転が止まらずにお尻が前にでてアーリーエクステンションになる動きを矯正できるようになります。
アマチュアゴルファーの多くが、体の回転が止まってインパクトでは伸びあがる動きが目立ちます。
アドレスでは猫背のイメージ、切り返しからは腰を反るイメージ。
この違いはキャメロンチャンプのスイング解説【アマチュアでも真似できる動き】を読んでおいてください。
イメージと現実の構えのギャップを確認しよう
鏡やスイング動画を撮影してイメージと現実の違いを確認する必要があります。
そうすれば、「猫背の感覚」でも普通にきれいなアドレスになっている事に気づく場合があると思います。
極端に背中を丸めて猫背にするという意味ではなく、自然とお辞儀するように前傾すれば胸を張り出すわけではないので猫背になっているような感覚になるという事です。
なので、無理して背筋を伸ばそうとする必要はないです。
背筋を伸ばして腰を反って構えるものだと思っていました。普通にお辞儀するように前傾すると猫背になっている感じがしますが、これが自然な構えということです。
素直にお辞儀するように構えれることによって余計な力みなどを入れない状態ができます。
背筋を反って胸を張るなどすると余計な力みが入ってしまいますのでお勧めしませんし、怪我の元です。
腰の負担を和らげるために筋トレを実践しよう
ゴルフスイングは腰に負担がかかりやすい運動です。
なので、普段の生活から腰の負担を和らげるためにトレーニングを行っておくと良いです。
お勧めはスクワットです。
スクワットを行う事によって、下半身強化と腰の負担を軽減することができるようになりますので、腰痛持ちの場合はスクワットを行ってみてください。
僕自身の経験もそうですが、年齢を重ねてくるとゴルフの影響から冬場になるとギックリ腰になる確率が上がります。
できるだけ怪我無くゴルフを続けていきたいという場合は、スイングもそうですがアドレスの構え方もできるだけ体に負担がかからないように考える必要があると思います。
普段のトレーニングに加えて、ちょっとした体のケアを考えると長い目でゴルフを楽しめると思います。
アドレスの姿勢もそうですが、やはり一番は腰に負担がかかるスイングは避けるべきだと思います。
そのためには、体の回転を止めてリストを返すスイングは辞めた方がいいでしょう。
ゴルフは切り返しから右のサイドベンドを入れ続けながらインパクトへいくとリストターンスイングから脱却するコツを掴む事ができますので、ゴルフスイングは縦回転なのか?【サイドベンドが入りながらの横回転が正解】も読んでおいてください。
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