右に池や川があると、気になってしまいます。打ち込みたくないと思っていてもついついそっちに飛んで行ってしまう事がよくあります。
とてもショックです。凹んじゃいます。
普段はスライスが出ないのに、右の池が気になるとスライスしてしまう。
こういった経験あなたもないですか?
僕も昔は右の池が気になってスライスして、なぜか池の方に球が飛んで行ってしまったという経験が何度もありました。
右に池があるから右は危ないので気を付けようなどと思っていると、なぜか池の方に飛んで行ってしまうという事。
「なんでそっちにいくんだよー・・・」とあなたも悔しがったことがあると思います。
ぼくも経験ありますので分かりますよ。
どうして、こうなってしまうのか?
これにはメンタルが大きく関係しています。
気にしているとその方向へ飛んで行ってしまうというパターンですね。スライスが治らない人は参考にしてください。
メンタルが大きく関わるのがゴルフ
例えばフッカーなのにフェアウェイの右に池があると普段は出ないはずのスライスが出て池に打ち込んでしまったという経験。
これはメンタルが理由でスイングがスライスするような打ち方になってしまったからなんですね。
フッカーであれば、まず右に行かないはずです。
そう信じていつものスイングをすればいいのに、
「ひょっとして・・・・」
などと考えてしまったら右に行くことを恐れて、目線が逃げてしまうんです。
右を避けようと体が速く開いてしまいます。
その結果、めったに右へ行かないスライスが出てしまうという事です。
または、「右に行かないから、ここは飛ばしてやろう」などと力んだときも右へ行きやすいです。
力めば、腕とか肩に力が入って、十分に肩が回らなくなってしまいます。
そして結果的に、打ち急ぎの状態になってしまって、ふだんは出ないスライスとかプッシュアウトが出てしまうというわけです。
スライサーの場合はフッカー以上に右が嫌なはずです。
当然、少々スライスしても池とかOBだけはいかない方向に出球をセットしていたはずでもどこかに不安があってこちらも打ち急いでしまって結果的に池に入れてしまうなんてこともよくあるパターンです。
バックスイングが浅くなって、手打ちの度合いがますます強まって、想定していた以上にボールがスライスしてしまうというわけです。
プレッシャーというのはそのショットを早く終わらせたいという気持ちからくるもので、これが打ち急ぎを呼んでしまいます。
そして、打ち急げば打ち急ぐほどに、あらゆるミスが出てしまいます。
持ち球から判断して危険なゾーンにボールが飛んで行ってしまいそうだと思ったら、出球の方向を考えてそれに見合ったスタンスを取ることをお勧めします。
そうした対策をとった以上、あとは自分を信じるだけです。
あるいは「池にいれてもいい」というぐらいの割り切った気持ちを持つことです。
このように腹をくくっていいスイングをすることだけに意識を集中させることをお勧めします。
最悪なのは、「いやだな」と思いながらスイングすることです。
そういった不安が1ミリでも心の中に残っていたら、その気持ちが必ずスイングを崩してしまいます。
なので、再現性の高い正しい体打ちが身に付いたらあとは自分のスイングを信じるだけです。
そして、最後までクラブを振り切ることだけを考えれば、簡単にこういった心の不安からくるミスを防ぐことができます。
コースでは事前に自分の持ち球を知っておくことによってミスが大けがに繋がらなくなります。
もちろん持ち球がスライスという場合は、今のスイングを変える必要がありますので、ドライバーの振り遅れの原因を克服【コースでスライスが出ない打ち方】も読んでおいてください。
ティーショットのスライスは飛距離をロスしてしまいますので損ですよね。
フォローなのに球が飛ばない理由
補足としてフォローの風なのに、なぜ球が飛ばないの?と悩んでいる場合も参考にしてください。
そもそも、スライス打ちの人は風がフォローでも球が飛ばないということが多いですからね。
例えば毎秒5~10メートルぐらいフォローの風が吹いていたら、普通であればドライバーで10~20ヤード飛距離が伸びます。
でも、もっと強いフォローの風が吹いているのに、ときに飛距離が落ちてしまうことだってあります。
これはどうしてなのか?
一つは風に叩かれた場合があります。
これはフォローの風が強すぎる場合、ボールが最高点に達する前に突然落下してしまうという現象です。
ボールが風に押されてしまってバックスピンの量が減ってしまったことがその理由です。
そして、上空の強いフォローの風に乗る前に落下してしまったという事。
そして、もう一つはドロップという現象です。
最高点を過ぎて下降軌道に入ってしまったとたんにストンと落ちてしまうという現象です。
本来なら下降軌道にはいったボールは少しずつですが速度を落としながら放物線を描くように前に進んでいくものです。
でもフォローの風が強いとボールの速度と風の速度が同じになってしまうことがあります。
するとボールのバックスピン量が減ってしまい、ボールの周りで空気が流れる量が少なくなって、揚力が落ちてしまう。
なので、急激に落下してしまうわけです。
風に叩かれるにしても、ドロップするにしても、不運だった。。。とあきらめてしまう人が多いですが、これは実は対処の方法があります。
フォローなのに飛距離が落ちてしまうという人は、もともとのドライバーのバックスピン量が少ないのです。
ドライバーでボールを上げて、遠くへ飛ばすだけの適正なバックスピン量を得るためにはとにかくクラブを最後まで振り切ることです。
または強いフォローが吹いているときは3番ウッドなどのクラブを使うとロフトがある分だけバックスピン量が増えて風に乗せることができることもあります。
この場合、打ち出し角度も上がるので、その意味でも風に乗りやすいわけです。
ちなみにドライバーのバックスピン量はボールのタイプによってもかなり違ってきます。
手っ取り早くスピン量を増やしたいという場合は、スピン系のボールを使うのもおすすめです。
「私もドライバーショットでボールがドロップすることがよくあります」というご相談をよくいただきます。
ドロップするとランが出るから転がってくれると思っているかもしませんが、やはり飛距離は伸びません。
バックスピン量が極端に少ない球も飛びません。
スピン系のボールを使ってそこ部分を少しでも補うということも良い方法だと思います。
もちろん飛ぶスイングに変えていくことが大事です。
自分の欠点を道具で補ってゴルフを楽しめるのであればそれでもいいと思いますよ。
というわけで、今回の内容は以上になります。
右にハザードがあって気になってしまうという場合は参考にしてくださいね。
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