8の字を描いてスイングを作るとうまく行くと言われることがあるけど、8の字スイングってどうなの?
具体的に8の字スイングについて教えてほしい。
バックスイングはアウトに上げてダウンスイングをインサイドから入れる逆ループなど言われることがあるけど、どうなんだろう?
今回はこのようなお悩みを解決する内容になります。
この記事を読むことで以下のメリットが手に入ります。
・8の字スイングの意味が分かる
・8の字ループでスイングを作る時の注意点が分かる
・8の字スイングでのよくあるミスが分かる
・8の字スイングはインサイドアウト軌道がきつくなることが分かる
今回は8の字スイングについてお伝えしたいと思います。
8の字スイングというのはクラブヘッドの軌道を数字の8の字に見立てたもので、自分から見て「∞」のラインに沿ってクラブヘッドを動かすという感覚になります。
ただ、この8の字スイングですが、メリットもあればデメリットもあるので8の字スイングに挑戦しようと思っている場合は今回の内容を参考にされてください。
8の字スイングは初心者にとってお勧めの練習方法です。
ただ、方法を間違わないように気を付けたいですね。
腕や手首の使い方を覚えるには超お勧めの練習方法ですよ!
8の字打法のメリットとデメリット【ループ軌道の勘違い】
あなたも8の字打法という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。
結論言いますと、8の字打法はインサイドアウト軌道を覚えることができます。
初心者はカット軌道に苦しみ、上からクラブが入る癖が治らないという人も多いです。
そんな人は、8の字スイングを実践するとインサイドからクラブを入れてくることができるようになります。
なぜなら、8の字打法では自分から見て「∞」のラインに沿ってクラブヘッドを動かすイメージになります。
この「∞」のラインに沿ってクラブヘッドを動かすということは、中心のラインが交わる部分をボール位置としてヘッド軌道を作っていくということになります。
すると、結果的にボールに対してクラブヘッドがインサイドから入って、アウトサイドへ抜けることになります。
そのため、クラブヘッド軌道はインサイドアウトとなり、このインサイドアウト軌道を作りながら球を捕まえる感覚を身につけやすくなります。
これが初心者のうちから分かると、クラブを振り下ろすではなく振り上げる方でゴルフを覚えることができるので、感覚が良くなります。
アウトサイドインのカット軌道で球が捕まらないという人が、この8の字スイングに挑戦すればインサイドアウト軌道になるため、球が捕まりやすくなるので、まずは8の字スイングを覚えると良いです。
ただ、体の回転が不足するとプッシュアウトやひっかけのチーピンとなりやすいので、体も一緒に動かすことを覚えていきましょう。
8の字打法ではインサイドアウト軌道になる
8の字打法に挑戦したいという場合、正しいスイング軌道はインサイドインであるという事を事前に理解する必要があります。
なぜなら、8の字打法では体が止まっている場合、ヘッド軌道はインサイドアウト軌道が強くなるからです。
強いインサイドアウト軌道が良くない理由は、先ほどお伝えした通りです。
強いインサイドアウト軌道は球を捕まえるためにお勧めされることがよくありますが、インサイドアウト軌道がきつくなると球が曲がりやすくなっていきます。
ミスとしては左への引っ掛けと右へのプッシュアウトが出やすくなるので、左右どちらのミスも出やすく、左右に球が散るため結果的にコース戦略がしづらくなるためスコアメイクが厳しくなるのです。
インサイドアウト軌道について正しい知識を深めたいという場合は、ゴルフのインサイドアウト軌道はスライスと引っ掛けのリスクが高いも読んでおいてください。
8の字スイングから体の回転を付け加える
一般的に8の字スイングは、腕や手でクラブヘッドを8の字に動かすで、体の回転が止まる打ち方になりやすいです。
ただ、体を回すことを加えながら行うことで、インパクトでは体を開いてハンドファーストで打てるようになります。
そして、体を回すことで、フォローは右上に出ていたクラブヘッドを左上に出すことができるようになります。
つまり、フォロー側のインサイドの方へ、クラブヘッドを振り切る動きが勝手に入っていくのです。
なので、腕や手を使ってクラブヘッドを8の字「∞」のラインに沿ってクラブヘッドを動かす練習をしながら、体の回転も付け加えていきましょう。
スイングは体の回転がなければ、8の字で正解です。
ただ、体の回転が加わるので、一般的にインサイドイン軌道になると言われるのも納得できると思います。
冷静に考えて体の回転がなければ、インサイドアウト軌道が正解であると認識する必要があります。
ちなみに、インサイドイン軌道を作る方法としては、アウトサイドイン軌道は悪くない【インサイドイン軌道に変える方法】も読んでおいてください。
8の字打法で目標の右に振り出すと悪影響
8の字打法では目標に向かってヘッドを出したり、目標の右へ向かってヘッドを出していくイメージが強くなります。
つまり、目標の右に向かって振っていく感覚になりやすいのでトップからは右手はインサイド(背中側)に下ろしやすくなります。
ただ、右手は下に下ろすけど、左手は下ろさない感覚が必要となります。
ややこしいかもしれませんが、切り返しで両手を下に下ろしてしまうと体の回転は止まります。
右手は下ろすけど左手の感覚は下ろさない。
これはスプリットハンドで「クラブヘッドをクルクル回しながら打つ」と簡単に感覚を覚えることができます。
動画のように、スプリットハンドでクルクルとヘッドを自分から見て時計回りに回しながら打つと両腕の役割の違いを理解することができやすくなります。
このスプリットハンドで、8の字スイングを行って球を打つ練習もかなりお勧めです。
インサイド軌道が自然と作れるし、フォロー側の腕や手首の使い方も自然と正しく覚えることができます。
中上級者の人も、このドリルを行ってみてください。
中にはできない人のいます。
このドリルを行うと、より一層効率の良いクラブの使い方が分かりやすくなります。
右手は下ろすけど、左手は下ろさない感覚によって、クラブはシャローに降りてくるようになります。
そして、縄跳びの後ろ飛びの感覚で右手首を使うことで、クラブヘッドを加速させることができます。
同時に左手首には、掌屈する動きが入りやすくなります。
そうすることによって、クラブヘッドだけをインサイドに落としながらフェースを閉じることができることに気づけます。
これができれば、後は体を回転するというシンプルな意識でOKです。
そうすれば、インサイドに落ちたクラブヘッドは体の回転に沿ってボールにアタックして行き、フォローはアウトサイドではなくインサイド(左上)に抜けるようになるので、結果的に「インサイドイン軌道」に近づくことができるのです。
具体的にはゴルフのヘッドスピードを上げる左腕の動き【掌屈の正しい入れ方】を読んでおいてください。
8の字スイングで逆ループ(前跳びは最悪)
ヘッド軌道をループさせるというイメージを持ち、「∞」をイメージしながら8の字を描くようにスイングすると、上達が早いのですが、間違って逆8の字で練習してしまうひとも稀にいます。
逆8の字は縄跳びで例えるなら、前跳びの感覚になります。
前回しと言う評判にも当てはまります。
前跳びでクラブを使うと分かる通りですが、アウトサイドインの軌道になって、体を回転できなくなります。
多くの我々大人ゴルファーはこの、前跳びの腕や手首の使い方でゴルフをしています。
なので、いつまでもカット軌道に悩まされることになります。
絶対にクラブはインサイドから来ることはないです。
結果的に、体を回転できなくなって、胸を後ろに向けたまま、この前飛びの腕の使い方でなんとかインサイドから入れようとしますが、インパクトでは手元が浮かされてフェースが開いてしまうので球が捕まってくれません。
なので、逆8の字スイングにならないように練習してください。
多くの人は、普段逆8の字でスイングしていることに気づけると思います。
切り返しからクラブヘッドが背中側にループせずに、シャフトが立ってスティープな切り返しになってしまうと言う人も、逆8の字のクラブの使い方をしてしまっているのが原因です。
なので、気を付けてくださいね。
人気のゴルフコーチである山本先生のスイングを分析してみました。山本道場師範代こと山本誠二先生のスイングを分析【世界標準スイングとの違いは?】のような違いを目にすることになります。
自身のスイングと比較しながら参考にされてみてください。
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