ゴルフ迷走中

手を使わずに体で打てるようになりたい。

体の力をボールに伝える方法が知りたい。

今回は、メルマガ読者の森さんからメールをいただきましたのでシャアしたいと思います。

体打ちの感覚についてのご相談内容となっています。

 

あなたも、どういった感覚でスイングできれば再現性の高いスイングができているのかが知りたいと思いますので、参考にされてみてくださいね。

 

メルマガサポート生の森さんからのご相談内容

こんばんは!

毎回メールを読まさせていただき、ことごとく試させていただいてます。

毎回、忘れていたことや、考えもしなかったことなど、はっとさせられます。

 

体打ちに関し、最初は、体を動かしたって、腕が振れなきゃスクエアに当たんないじゃん!って

思っていたので、とにかく体に遅れないように、一生懸命腕を振るように打ってましたが、

 

それだと確かにスライスは出にくくなるのですが、ヘッドスピードが上がらず飛距離が出ません。

アイアン ドライバーともにその傾向がありました。

 

特にドライバーは220Y程度しか飛ばず、コースでの2打目に難儀してました。

63歳だとこんなもんかなぁ などと、半分諦めかかってました。

 

30年くらい前に始めて、その後クラブを振ることもなく、25年以上経った昨年、ひょんなことから

またゴルフを再開しましたが、なかなかうまくいかず、そろそろ1年が経とうとしてます。

 

もともと、左利きなのでどうしても右手右腕が左よりも劣るので、再開後はとにかく、右手右腕で叩きに

いってましたが、トップ ダフリ 飛距離も出ずという状態でした。

 

たまたま、先日 自宅の庭でドライバーの満ブリをしてたところ、トップからインパクトにかけて、

左手のスイングの邪魔をしないように右手はほとんど使わないように振ったときに、何の引っ掛かりや

 

ギクシャク感がなく、ウルトラスムースに振れることに気付きました。

しかも、スイングの風切音から、ヘッドスピードも明らかに早くなってる。

 

当然、ほぼ左だけで、トップからインパクトにかけて振ろうとしても、腕だけではうまく振れません。

知らないうちに、上半身の捻転と、切り返しで左肩が右に引っ張られるテンションが掛かるようになってました。

 

また、バックスイングの時はコックを意識せず、ヘッドが上がっていく軌道(スイングプレーン)を記憶し、

トップからインパクトにかけて、左腕でヘッドをその軌道に添わせるように振り下してみました。

 

その結果ですが、なんとドライバーのキャリーが220Yからコンスタントに250Yに!

本当に芯を食ったときは、270Yまで飛距離が伸びました。

(ドライバーもテーラーメイドのM2に換えました)

 

また、アイアンもこの打ち方に変えたところ、10Yから20Y飛距離が伸びました。

いままでは、インパクトでフェースがスクエアにミートすることばっかり考えてましたが、この打ち方に変えてからはほとんど気にならなくなり、その分余計に振れるようになった感じです。

 

どちらかといえば、今までは小手先でインパクトを合わせていただけだったのが、今は下半身 腰 上半身 腕の大きな筋肉が連動して動いている感覚です。

この感覚ってトシさんが仰ってる、体打ちの感覚に近いのでしょうか?

 

森さんへの返信内容

お世話になります。

トシです。

 

ご連絡ありがとうございます。

まずは飛距離アップおめでとうございます。

 

再現性の高い体打ちスイングの感覚ということですね。

たしかに森さんがおっしゃるように、右腕で叩きに行くとかそういった感覚はありません。

 

右腕は叩くというかどちらかというと押し込む感覚ですが、これは意識してやると右へプッシュアウトする人も多いのでそういう場合は左腕の前腕がローテーションできていないので、そっちを先に意識されるほうをおすすめしています。

左腕の前腕がローテーションするようになると安心して右で押し込んでいけますが、250~280ぐらいであれば、押し込む意識も必要ないと思います。

 

基本的にゴルフスイングは右腕が左腕を追い越してしまうポイントが早ければ再現性が低くなります。

つまり、低い球を打つ場合をイメージしてもらえたら分かりやすいと思いますが、低い球を打とうとしたら左腕の手首を手のひら側に折り、ロフトを立ててボールに当てることが大前提となります。

 

そして、このときに左手首の手のひら側に折れている掌屈を維持したままフォローまで行くことが必要となります。

左の脇をきっちり閉めずにどちらかというと左の脇は緩めておいて左の肘が地面を向いているようなイメージになると左腕のローテーションが正しく入ってくれるようになります。

 

この感覚がアマチュアゴルファーにはほとんどない場合が多いですね。

バックスイングで上がっていく軌道プレーンを記憶してそのプレーンに沿って下すとありますが、沿って下そうとして結果的に上がったプレーンの軌道の下を通ってダウンスイングからインパクトできていると思います。

 

つまり、切り返しからシャローイングできてクラブをインサイドから入れることができている事でしょう。

テークバックでコックを使わず腕と肩の三角形を崩さずに意識すると右腕がすぐにたたまれずにトップにいきますので、トップでフトコロができます。

 

アマチュアの多くが右ヒジをすぐに曲げてクラブヘッドをインサイドに引っ張りこんでしまいますのでトップではフトコロが潰れてオーバートップになっている人が多いです。

このミスを森さんはクリアされていると思います。

 

フェース面をボールに直角に当てる意識は僕もありません。

インパクトでは左の手の甲が地面を向いているような感覚があると思います。

インサイドからクラブが寝て入ってきて、左腕前腕のローテーションによって、球がつかまっていくという感覚は多少ありますが、腕をローリングさせて捕まるというわけではないですね。

 

左手首の掌屈によって捕まる形を作っておくという方がイメージしやすいかと思います。

 

左手首の掌屈をスイング中に維持する意識が大事

このように、森さん自身の感覚で飛距離アップされたことをメールしていただきました。

あなたも上級者やプロがスイング中にどういった感覚やイメージでスイングしているのかが気になると思います。

 

まずとても大事な事はやはり手首の使い方ですね。

手首の使い方を間違っているアマチュアゴルファーがほとんどで、それに気づくゴルファーもごく少人数だと思います。

 

右手首と左手首のどちらを意識したらいいのかについては、個人的にははじめはどちらも意識した方がいいと思いますが、インパクトで左サイドが詰まりやすいという場合は左手首を意識するほうがインパクトでの詰まりを解消できやすいと思います。

インパクトで詰まっている人は左脇を絞める意識が強く左肩が上に吊り上がっていく傾向にあります。

 

そうなると、自然と手首がほどけてしまいリリースが早くなってクラブヘッドが走ってしまうので方向性が安定しなくなってしまいます。

もちろん、器用な右手首がボールを叩きに行くという動きを誘発してしまいやすいので、逆に右手首を意識した方がうまく行きやすいという人もいます。

 

ほとんどの人が、利き腕が右打ちで右手の人が多いので、はじめは右手首の背屈を意識してスイングしてみるといいと思います。

右手首の使い方について知りたいという場合は、右手首の開放は意図的に行わない理由として右手首のシワを維持してレートヒットを覚える強いインパクトの作り方を読んでおいてください。

 

そうすることで球がつかまりやすくなることを実感できるはずですから。

参考にしていただけたらと思います。

 

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