ゴルフスイングでよく言われる横振りとはどいう意味なの?
横振りと縦振りの感覚の違いなどあれば教えて欲しい
今回はこのようなお悩みを解決するための内容になります。
一般的に言われることで多いのが、ドライバーは横振り。
そして、アイアンは縦振り。
こう言われることが多いですが、あなたもこのウンチクを耳にしたことがあるかもしれませんね。
でも、そもそもドライバーからウェッジまでシャフトの長さが違います。
だから自然とシャフトが長くなるほど、スイング軌道もフラットになっていきます。
そしてシャフトが短くなるほどスイング軌道はアップライトになっていく。
基本的にクラブの長さによってスイングがアップライトかフラットかは変わってくるのが正解です。
ただ感覚としてはどうなんだ?という話を今回はお伝えしたいと思います。
あなたがゴルフ初心者の場合、フラットとかアップライトなど言われても「なんじゃそれ?」って感じだとは思いますが。
なので、それは置いといてドライバーは横振りで、アイアン【ショートアイアン】になるほど縦振りになるということを言われることが多いわけですが、そもそも横振りとか縦振りとかにとらわれて考えてしまうとスイングを難しくしてしまうだけです。
「ドライバーだから横振りで」
「今度はアイアンだから縦振りのイメージで」とか、
番手によってスイングのイメージを横か縦に変える必要があるのでは?なんて思っていませんか?
結論言っときますが、そんなややこしい考え方は今すぐ辞めた方がいいです。
前傾が浅いと横振りに感じ、深いと縦振りに感じる
ゴルフは地面にあるボールを打つスポーツです。
アドレスでは誰もが前傾しています。
前傾角度が浅いとか深いとか、これは見た目に個人差があります。
人それぞれ身長の高い低いによって異なりますし、また足の長い短いによっても異なります。
欧米人は基本、足が長く骨盤の形がアジア人とは異なるので、日本人や韓国人に比べるとアドレスで前傾が深く見えます。
また、先ほどもお伝えしたようにゴルフクラブはドライバーからウェッジまでシャフトの長さが異なります。
当然、最もシャストが長いドライバーになるとウェッジに比べてアドレスしたときに前傾姿勢が若干起きた状態になります。
だから構えたときに、本人的にも前傾がショートアイアンやウェッジに比べて起きた感があるので、回転運動をイメージすると「ドライバーは横振りなんじゃないかな?」と思ってしまう。
そして、横振りをイメージすると多くの人が、「野球のバッティング」のような感じになると想像してしまいやすい。
または、ゴルフ初心者に多いイメージとして右に回って左に回るというイメージ。
いわゆる横回転のイメージ。
とくにドライバーなどシャフトが長いクラブになってくるとこのイメージが強くなる人が多い。
このように人それぞれイメージの仕方も異なるわけで、ドライバーなどの長いものになるほど横に振っていくのでは?と思ってしまうわけだ。
でも実際は横に振るとか、縦に振るとか、そんな意識は必要ない。
ウェッジからドライバーまで意識してスイングを変える必要はない。
あなたはアドレスの重心位置を考えたことはありますか?
もしかしたら、極端にカカトよりになっていたり、つま先よりになっていたりしませんか?
正しいセットアップのアドレスの重心位置を覚えるために、ゴルフはアドレスの重心位置でスイングが変わるという話を読んでおいて下さい。
横振りを意識するとバックスイングでシャフトが寝やすい
これかなり重要な事なんで言っておきますが、横振りのイメージがあるとまずテークバックでクラブをインサイドへ引っ張り込んでしまいやすい。
これは多くのアマチュアゴルファーに見られる悪い動きです。
テークバックでいきなりクラブをインサイドへ引っ張り込んでしまうとシャフトが寝た状態でバックスイングで上がっていくので、トップではフトコロが潰れてしまい窮屈なトップになってしまう。
またこれを嫌がって右ワキが空くと、シャフトクロスのオーバートップになってしまう。
右ワキが空かないように粘ってみてもトップでフトコロが潰れて窮屈なトップになっている。
だいたい横振りをイメージすると多くの人がこのどちらかのトップになってしまう。
横振りというのは体を横回転で使うイメージになりやすい。
だから、テークバックからいきなりインサイドへクラブを引っ張り込む動きになる。
本人は体の回転でテークバックから正しくバックスイングを行っているつもりでも、ほとんどの人が残念ながら正しくバックスイングできていない。
そして、クラブをインサイドへ引っ張り込んでシャフトが寝ながら上がっていることに本人は気づいていない。
「シャフトが寝る?なにそれ?よく分かんねー。」ってあなたが思うなら、7番アイアンを持って、壁を背にして、壁からお尻を10㎝ぐらい離してアドレスしてバックスイングしてみてください。
おそらくバックスイングの途中で壁にクラブが当たりますから。
ほとんどのアマチュアの人は壁にクラブが当たります。
壁にクラブが当たってしまうという場合は、クラブをインサイドへ引っ張り込んでシャフトが寝ながらバックスイングで上がっている証拠です。
横振りのイメージはバックスイングで左肩が低く入りにくい
横振りのイメージがあると、まずバックスイングでこのようにだいたいの人が壁にクラブが当たってしまう。
横振りのイメージがあると、シャフトが寝ながらバックスイングで上がっていってしまうというエラーを引き起こしてしまいやすい。
これではダメ。
「なんでダメなの?」って思うでしょう。
横振りのイメージがあるとテークバックからクラブをインサイドへ引っ張りこんでしまい、トップでフトコロが潰れてしまう。
そしてトップでフトコロが潰れてしまったらダウスイングでインサイドからクラブを下すスペースがなくなってしまうわけ。
インサイドからダウンスイングしようにもできない。
こういう人はもっとバックスイングで左肩を低く入れていく意識を持ってみましょう。
そうすることで、左のわきの下が縮んでバックスイングができますので、クラブを縦に上げやすくなります。
横振りのイメージが強いと、クラブがボールに対して外から下りてくるアウトサイドインの軌道になってしまう。
トップでフトコロが潰れて、切り返していくとすぐに右肩が出てきてしまう。
いわゆる肩の開きが早いという動きになってしまうわけです。
肩の開きを遅らせようとか我慢しようと思っても、インサイドにクラブを下すスペースがないので、どうしても右肩が前に出て行ってしまいその結果、クラブはアウトサイドから下りてきてしまう。
後は無理やりインサイドから下すには手を使うしかない。
でも手を使ってインサイドから下せたところで、インパクトで体の回転が止まってしまいやすいので、すくい打ちになりやすいし、また、毎回スイングプレーンも不安定で再現性の低いリスクの高いスイングになる。
要はトップでフトコロが潰れてしまうと、アウトサイドインの軌道になり、いわゆるカット打ちになってスライスに悩まされ、スライスを嫌がると今度は手をコネ出すので左へのどチーピンが出たりと方向性が安定しない。
横振りをイメージするとたいがいの人がこうなっていく。
トップでのフトコロを作る詳しい動きに関しては、ゴルフのトップの形で正しい位置に手元を上げ懐のあるトップを作る方法を読んでおいてください。
それなら縦振りをイメージするのか?
そして、結論を早まる人に多いのが、だったら横振りじゃなくて縦振りをイメージすればいいの?って思うかもしれないけど、残念ながらそういうわけでもない。
クラブを縦に振ろうと考えると、これはこれで上から鋭角な入射角でボールを打とうとしてしまう人が多い。
アイアンは上からダウンブローで打てということを間違った感覚でとらえる人がほとんどで、ボールに対して上からクラブを鋭角に入れてくるものだとイメージしやすい。
そしてこれも落とし穴。
仮にバックスイングでシャフトが立ちながら正しく体を捻転できたとしても、縦振りのイメージがあるとトップからの切り返しでフェース面をすぐにボールに向けえて下ろしたがる。
多くのアマチュアゴルファーはトップからの切り返しでフェース面をボールに向けて下ろしたがる。
これが良くない。
これではアウトサイドインの軌道が直らない。
そしてこれでは左の手首の掌屈を維持することができずにインパクト付近で間違いなくフリップしてしまう。
フリップというのはよく言われるすくい打ちのことです。
確かにフェースを当てに行くことで安心感はある
トップから早めにフェース面をボールに向けて下ろそうとすると安心感が得られる。
「当てたい」という意識。
「ボールにちゃんと当てたい」という意識が切り返しからすぐにフェース面をボールに向けて下ろしたがるわけだが、これではクラブヘッドはボールに対して外から下りてくる。
また、フェースが被って下りてくることになるのでアイアンではクラブが地面に突き刺ささってダフリやすくなる。
ダフリを嫌がって伸び上がったらトップになる。
ドライバーなどの長いクラブになるとアウトサイドインで、なおかつ「すくい打ちのインパクト」になるので、弱々しいカットスライスが出る。
トップからの切り返しでフェース面をボールに向けるように下してくると確かに安心感は得られるのだけど、実はこれがアマチュアゴルファーの多くが上達できない落とし穴。
縦振りをイメージすると今度はこうなる。
じゃあどうしたらいいの?って歯ぎしりしながらクラブを振り回す前に、まず正しいスイングのメカニズムを理解すること。
とくに自分1人で練習する場合など、周りから悪い部分を指摘されることもないし、自分が正しいスイングのメカニズムを知ってないと、どこを修正したらいいのかもわからずに路頭に迷って上達が頭打ちするのは目に見えている。
バックスイングでシャフトは立つが、ダウンスイングではシャフトは寝てはいる
まず正しいスイングのメカニズムと言ったけど、結論言うとバックスイングではシャフトは立ちながら上がっていき、切り返してからのダウンスイングの初期段階でシャフトは寝て下りてくる。そして、ダウンスイングで手元が右腰の高さぐらいに下りてきてから腕のローテーションが入ってくるので、寝て下りてきたシャフトが、そこから立ちながらインパクトに向かっていく。
「なにそれ?超難しいんだけど・・・・」
と、あなたは思うかもしれない。
まあ、焦らずに聞いてほしい。
ちゃんと説明するから。
まず横振りとか縦振りとかを意識する前に、バックスイングで正しく体を捻転させる必要がある。
そして、正しいバックスイングを行うことでトップでフトコロができる。ということをお伝えした。
その正しいバックスイングを行うために横振りのイメージだとテークバックでクラブをインサイドへ引っ張り込んでしまうので、その悪い動きを矯正するために、壁を背にしてお尻を10㎝ぐらい壁から離してアドレスし、壁にクラブが当たらないようにバックスイングの練習をしてください。とお伝えした。
実際にこのドリルをやってみると分かるがバックスイングで壁にクラブが当たらないように上げていくと、今までシャフトが寝ながら上がっていた場合は、シャフトが立って上がっていくことに気づく。
「え?シャフトってバックスイングでこんなに立てながら上がっていく感じなのか!」ってことに、まず気づく。
そして、トップでフトコロにゆとりを感じることができる。
フトコロに余裕があるので窮屈な感じがなくなっているのが分かるはず。
横振りのイメージでバックスイングをしていた場合は初めは凄い違和感を感じると思うが、これが本来の正しいバックスイングの動きになる。
「あれ?なんかすごい縦にクラブを上げている感じがするんだけど、このままだと切り返しから縦にクラブを引っ張り下ろすことになるのかな?」という感覚になると思う。
でも、そうじゃない!ここからが要注意。
トップからの切り返しで、先ほどお伝えしたようにクラブは寝て入る。
ここが凄いキーポイントというか上達できる人とできない人の分かれ道になる。
よくゴルフスイングは切り返しが全てとか、あなたも聞いたことがあるかもしれないが、この切り返しで「クラブが寝てはいる」というのがすごく大事。
いわゆるシャローな切り返しという意味です。
シャローの意味は、ゴルフのダウンスイングの軌道はクラブを寝かせるシャローイングができればOKで詳しくお伝えしていますので、読んでおいてくださいね。
クラブが寝て入るとインサイドからダウンスイングできる
さっきも言いましたけど、トップからクラブフェースをすぐにボールに向けると安心感が出る。
「当てたい」「きれいに打ちたい」と思えば思うほど、フェース面をボールに対して直角に当てに行きたくなる。
するとトップからフェース面をすぐにボールに向けて下ろしてきたくなる。
分かりますよね?この感じ。
でもこれではアウトサイドインの軌道になってしまう。
だからトップから切り返してダウンスイングの初期段階でフェース面をボールに向けるのを我慢して逆に右手のヒラを空に向けるようにダウンスイングしてくることが大事。左打ちの場合は左手のヒラね。
これすごい大切な事だからマジで!
スローモーションでやってみると分かりやすいと思います。
バックスイングしてトップから右手のヒラを空に向けるようにゆっくり切り返してみてほしい。
すると、右手の甲が地面を向くので凄い違和感が出ると思う。
この時、クラブヘッドはどこにありますか?
後方から見ると背中側に寝て下りてきているのが分かると思う。
そして、フェース面はだいたい斜め上を向いているはずだ。
フェース面がボールではなく斜め上を向いているので凄い違和感でしょ?(笑)
「え?これからどうするの?」って感じでしょ(笑)
でも、これがインサイドからクラブが下りてきているということ。
このように右手のヒラを空に向けるようにダウンスイングしてくるとインサイドからクラブが下りてくる。
そして、フェース面が斜め上を向いているので、これで当たるのか?という不安があると思うが大丈夫。
ここから前腕を反時計回りに回してやればいい、右手首を甲側に折ったままね。
「絶対に右手首を手のひら側に折ってはダメ」
フォローまで右手首が甲側に折れているままをキープしながら前腕を反時計回りに回してやればいい。
するとインパクトに向かって寝て下りてきていたシャフトが立ち始める。
インサイドから、インパクトに向かってシャフトが立ちながら動いていく。
そして、前腕を回すことによって、フェースターンが起きる。
フェースターンの途中でインパクトを迎えてボールをフェースでつかまえていく。
右手が甲側に折れているということは、左手はどうなっていますか?
そうです。左手は手のひら側に折れているいわゆる掌屈した状態が強烈に入っているわけです。
そして、左手の甲が地面を向いているような感覚になると思います。
右手は器用なのでとことんダウンスイングで悪さをしようとしてしまいますね。
そんな右手を制御するために、意識を変えてみましょう。
ドライバーもアイアンも関係なく球がつかまる
今説明してきたとおりで、これがゴルフスイングのメカニズムというか、段階を経て細かくスイングの動きというかクラブの動きを説明したらこうなる。
だから、ドライバー、アイアンと関係なく同じスイングで球がつかまる。
ドライバーだから横振りとかアイアンだから縦振りとかそういう概念なんか気にならなくなる。
「ドライバーは横振りにしてアイアンは縦振りだよ」なんて言ってる人ってたいがいは「えらそうなこと言ってるわりには下手クソ」でへんてこなスイングの人ばかりで、そんなことを言う前にスイングの基本をマスターしたほうがいいのでは?って思う。(すみません。言い過ぎました(笑))
まず、ドライバーを横振りと考えるのはナンセンス。
アイアンは縦振りと考えるのもナンセンス。
そんなことよりも正しいスイングの動きを理解して体にそれを覚えませるための練習を行うこと。
それができたら、横振りだろうか?とか縦振りだろうか?というようにふわふわした感じで、迷わされることもない。
あなたがドライバーは横振りなのか?アイアンは縦振りなのか?など迷っていたなら、そんな迷いも消し飛んだことでしょう。
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