クォーター理論は以前から気になっていましたが、手打ちというのがどうしても頭にひっかかり敬遠していました。
体験談を参考にさせていただきます。
どうもトシです。
僕がゴルフを始めた当初、ゴルフスイングのイロハも知らなかったころにどうしたらうまくなれるかをインターネットで調べていた時期がありました。
その時に出会ったゴルフ理論ですが、桑田泉プロのクウォーター理論というものがあります。
初心者ゴルファー向けということなのか?
はたまた、初心者でも急激にうまくなれるのではないか?
期待を膨らませて桑田泉プロのクウォーター理論を実践していたころがありました。
ゴルフを始めた当初は知識不足でもありますし、世間には数多くのゴルフ理論があるため、何を選ぶかによって上達が大きく変わって行くと思います。
そして、桑田泉さんの理論を試した結果。
結果はどうだったのか?
結論から言いますと、この理論は僕には合っていませんでした。
ちなみにどんなものなのかを以下動画でご確認ください。
手打ちでもある程度は上達できますが、方向性と飛距離の両立はできませんね。手を返す動きが強いスイングで失敗した経験があるので個人的にはお勧めしません。
手を返すスイング作りを先行させる理論
手打ちしろ!
ダフれ!
ボールを見るな!
の三大要素を桑田プロは推奨しています。
普通は手打ちや、ダフり、ボールを見ないなんて一般の理論からしたら真逆のことを言ってます。
でも、ゴルフをはじめた年齢にもよるのかもしれませんが、幼いころからプロを目指してゴルフを始めた人は練習の積み重ねによって感覚でスイングを覚えてそれを体がインプットしているので手打ちするな、ダフるな、ボールを見ろが当然です。
ゴルフを始めた年齢が20代、30代、40代の場合は脳みそでスイングを考える量が増え、子供の頃に比べると頭が賢くなるので言われたことを脳みそでイメージしてから体を動かすため、体でスイングを作っていくのが難しいのでこのように常識とは真逆のことを言ってあえて目線を変えさせてからのスイング作りを推奨していると思います。
クォーター理論のこの発想は面白いかも?
「なるほど!納得!」
と思いさっそく取り組んでいました。
まずはボディーターンと言われる用語にたいていの人が勘違いすることを知り手打ちスイングから作っていくことが大事であることを自分に言い聞かせながら練習を行っていました。
桑田泉さんの理論である
「手打ち、足の裏」を口に出しながら練習を開始!
この理論を実践していく中である程度ボールに当たるようになりました。
当たるようにはなったのですがドライバーではどうしても飛距離が出ず、そしてスライスも直らず。
アイアンではダフりが止まらない。
打ちっぱなしの練習場では下がマットなのでソールが滑ってくれるためダフっていることに気付いてない状態。
いざコースに出るとダフるダフる。
「なんでだろう?」と考えていました。
当たることは当たるのですが、ショットの安定感がない。
でも、それなりに当たるようになっていたので練習量が足りないと思って打ち込みを続けていました。
結局何が悪かったのかに気づくまではそれほど時間はかかりませんでした。
何が悪かったのか?
それはスイングにタメが作れていなかった。
タメが作れていないとはどういうことか?
リリースが早い手打ちになっていて下半身始動でダウンスイングをスタートできていなかった。
ダウンスイングを手元からスタートさせていた。
手打ちのため、ダウンでコックをほどくのが早くハンドファーストではなく、ハンドレイトでインパクトを迎えていた。
そして、このハンドレイトがタメのほどけにつながり、アイアンではボールの手前にクラブが落ちてダフりになる。
またはそれを嫌がり左ひじを引いてインパクトすると今度はトップが出る。
気がついたら手を使い過ぎるスイングになっていった
ドライバーでもタメがすぐにほどけてインパクトを迎えるので飛んでくれない。
手を使いすぎるためにボールが曲がるし、方向性が安定しない。
とりあえずは限界があると思って、研究をつづけたところダウンスイングで下半身リードすることで手元が真下に落ちてくる感覚を掴めないことにはうまくなれないという結論に至りました。
トップの位置からダウンで手元が自然落下する感覚。
バックスイングでトップまできたらそこから切り返しを下半身始動で腰の回転からスタートさせる。
するとトップで肩の高さよりも上にある手元が腰を切ることにより右腰の高さぐらいまで手元が落ちてくる。
つまりトップからダウンスイングで手元が自然落下して腰の高さまで落ちてくる間に手元は何もする必要はない。
手首を返すわけでもなければ右ひじを伸ばすわけでもない。
逆に手首の角度はトップの位置から変えることなく、また右ひじは伸ばすことなく体につけておく。
初心者の頃、クォーター理論を実践していたことに違和感を覚え、これに気づかされました。
以下は桑田さんのスイングの真相という動画になります。
これ実践してみて思ったことは、僕の場合トップからの切り返しでこの動きを入れたら手元でクラブを操作してしまいます。
要するにトップからいきなり振り遅れないように右手を返す動きを入れるというものだと思いますが、僕の場合これをやると右ひじが切り返しから伸びていきアウトサイドからのカット軌道になりやすく、トップでできた手元とシャフトの角度(90度)のタメをほどきながらクラブが下りてくるのでダフりやすくなります。
ドライバーではシャフトのしなりを感じることができません。
トップから右手を返すという動きを意識しすぎると今度は手打ちになりやすいと思いました。
手元の動き、つまりスイング中の腕のローテーションは自然に入るもので意識していれるものではないと思います。
意識して入れてもいいですが、タイミングがずれるとスイングの再現性を欠くので毎回ナイスショットの確率が下がります。
「それなら練習を重ねてタイミングをしっかり体に覚えこませたらいいのでは?」
と思うかもしれませんが、もちろん打ち込んで体に覚えこませようと努力はしました。
何千球打ったかは数えていないのでわかりませんが、かなりの球数を打ちましたが、いざコースに出ると力みや緊張からうまくいかないことのほうが多かった。
ゴルフスイングを上達させるためには何度も言ってますがタメが必要。
スイングにタメがないとうまくなれないと思います。
ゴルフ切り返しでタメを作る右ひじの使い方と手首とクラブの関係性を分かりやすく解説を読んでおいてください。
もちろんタメは意識して作るものではなく、作られるもの。
ダウンスイングで手元を使ってクラブを下している間はタメは作れません。
僕が実践した感想としては桑田泉プロのクウォーター理論は、フェースオープンで球が捕まらない人が手を返す動きによってフェースターンを起こして球を捕まえましょうということでその方法として腕を振る動きを強調しているだけでしかないと思いました。
初心者の方はフェースオープンでスイングしてしまいやすいですからね。
そのため、球が捕まらずにスライスが付きまといます。
それを克服するために、手を返してフェースターンを行う。
でも、ある程度スイングができてくるともっと上手くなるために手元でクラブを操作するという意識はなくす必要があると思います。
簡単な話ですが、初心者が球を捕まえるのもフックグリップにしてしまえば問題は解決してしまいます。
フックグリップにして手を返さずにフェードを打つ練習をした方がよっぽどうまくなれますよ。
今思えば無駄な事をたくさんしてきた
クォーター理論もそうですが、今思えば手打ちのゴルフ理論に振り回されていた時期は無駄な事ばかりをしていました。
手を返して球を捕まえる理論が悪いというわけではないのですが、ただもっと簡単に球をコントロールして飛距離も出すことができる方法があるので、そちらを僕ははじめから理解して実践しておけば遠回りをしなくて済んだと思っています。
まあ、遠回りしていろいろと試してきたからこそ、こういったサイトでゴルフに関する情報発信ができているのですが、ゴルフ初心者の場合はスイングに関する知識が乏しい状態なので、色々な理論に振り回されやすいのは確かです。
様々なゴルフ理論がインターネット上にたくさんありますしね。
ただ、大きく分けてゴルフスイングというのは、手を返すのか手を返さないのか?
この2つに絞られます。
とても大きなカテゴリーで分けた場合スイング理論は2種類に分かれるという事です。
そして、どちらを選ぶかによって大きな違いとなります。
一旦手を返す打ち方に慣れてしまったらそれを続けてしまうという人は多いでしょう。
特に前倒しという手を返す動きを練習場でひたすら実践している人をよく見かけますが、これも手を返す必要がないことに気づけないうちは、永遠とやり続けるはめになるのでしょう。
前倒しについては、ゴルフの前倒しをわざわざ必要とする人は手打ちだからも読んでおいてください。
手を返すスイングでは、方向性と飛距離の両立はできないので、そのうち頭打ちになってスイングを変える必要が出てきます。
なので、はじめから手を返さないスイング作りに取り組んだ方が無駄な遠回りをすることなく上達していけると思います。
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