安楽拓也ドラコンプロのスイングを解析をしてほしいなぁ。
飛ばしの秘訣はどこにあるのかな?
本人が言うスイングイメージと実際のスイングの動きはどうなのかな?
飛距離アップレッスンが多いけど、理にかなった動きなのかな?
今回はこのようなお悩みを解決する方法となります。
この記事を読むことによって、以下のメリットが手に入りやすくなります。
・安楽拓也ドラコンプロのスイングの動きを具体的に理解できる
・自分のスイングに取り入れられるポイントが分かる
・飛距離を出すための体の動きが分かる
・打ってから回るスイングではないことが分かる
・シェアリングを行う左足の使い方に特徴があることが分かる
・インパクトで体を開くことができない人にとって参考になる
今回は安楽拓也ドラコンプロのスイングを解析をしてほしいというご要望をいただきましたので、それにお答えしたいと思います。
安楽拓也ドラコンプロのスイングの特徴などをお伝えしますので参考にされてみてください。
飛距離不足で悩んでいるという方のためにも力になれたら幸いです。
結論から言いますと、安楽拓也ドラコンプロのスイングは左足の使い方に特徴があります。
パトリックリード選手やバッバワトソン選手に似ている足の使い方をしています。
いわゆるシェアリングという動きになります。
具体的に解説していきます。
安楽拓也ドラコンプロのスイング解説【左足を開いて腰の回転をサポートして振り切る】
安楽拓也ドラコンプロのスイングについて解説したいと思います。
一番の特徴は左足の動きにあります。
切り返しから、左足つま先を目標へ向けるような動作(シェアリング)によって腰の回転をサポートしていますので、左の壁など作っていないという事が言えます。
この動きは、パトリックリード選手やバッバワトソン選手に見られる動きになります。
日本のレッスンに多い左の壁を作って体を開かずにダウンスイングするという動きとは真逆の動きを行っています。
なぜなら、左足のつま先や膝を目標へ向ける動きによって、腰の回転をサポートすることができ、インパクトへ向けて腰を開いていく事ができやすくなるからです。
本人曰く、左の壁を作りたいそうですが、昔左足を怪我したことによって仕方なくこの動きを取り入れているという事を言われているのを聞いたことがありますが、結果的に腰の回転をサポートできて下半身先行もできるので個人的には怪我の功名だと思います。
切り返しから左足をシェアリングして腰を開く
グリップは左手ストロングで右手はスクエアに握っています。
左手のグリップをストロングに握ることで球が掴まりやすい準備をしています。
安楽拓也ドラコンプロの場合、手元は体の中心より若干左足寄りにおいて、ハンドファーストに構えていませんが、球が掴まらない人は左足の前に手元を置く構えの方が球が掴まりやすくなります。
左足のつま先を開いて構えています。
これは、切り返しから左足のシェアリングをしやすい準備をしているという事が言えます。
多くのプロがこのように左足のつま先を開いて構えています。
左足のつま先を開く事によって、腰の回転をサポートしやすくなりますのでインパクトに向けて腰を開くことができないという場合は参考になる構えです。
具体的に安楽拓也ドラコンプロの切り返しの左足の動きに着目してみましょう。
すでに切り返し前のトップの時点で左足のつま先が目標を向きはじめます。
腰の回転は少ないのですが、手元をアップライトなハイトップに持っていき、腕の落下による動きと腰を開く動きによってクラブヘッドを加速させていくタイプです。
この動きに似ているのが、バッバワトソン選手です。
なぜなら、以下を見ればわかる通りですがバッバワトソン選手も手元をハイトップのアップライトなポジションに持っていき、右足(バッバワトソン選手は左打ちなので)のつま先を目標へ向ける動きが安楽拓也ドラコンプロと似ているからです。
バッバワトソン選手と安楽拓也ドラコンプロの飛球側の足の動きを見ると、このようにつま先を開くようにシェアリングさせる動きがトップから切り返しに見受けられます。
これによって、前側の膝を目標へ向けやすくなりますので、腰の回転が止まらずにサポートしやすい動きになるということが言えます。
また、このように飛球側の足を使う事によって、下半身を先行させてダウンスイングに入っていきやすくなりますので、うまく切り返し動作が行かないという場合は彼らの動きを取り入れてみるのもありだと思います。
安楽拓也ドラコンプロの下半身の動きはGGスイングに似ている
安楽拓也ドラコンプロの下半身の動きはGGスイングに似ています。
先ほどのように飛球側の膝を切り返しから目標へ向けるような動きはGGスイングの下半身の使い方でよく指導されている動きだからです。
腰の回転をサポートするためと、飛球側の足の膝を目標へ向ける動きによって、腰が横へ滑って流れてしまうバンプの動きを少なくできるという効果があります。
なので、安定した軸回転のスイングができやすくなるという結果に繋がりやすいのです。
ダウンスイングの初期では右腰の方が左腰よりも高い位置で回転しています。
これは、左膝が目標を向き腰の横滑りの動きがなく、その場で腰が回転してくれている動きによって右腰の方が左腰よりも高い位置を保つことができるのです。
つまり、腰の回転がスムーズに行えているという証拠です。
なのでスライドターンさせるスイング(バンプスイング)ではなく、どちらかと言うとGGスイングに近い動きのローテーションスイングであるということが言えます。
胸の面も後ろに向けたまま切り返すことなく積極的に胸が回転しています。
その証拠に、ハーフウェイダウン前に胸骨部分が正面に戻ってきている動きが見て取れます。
胸を開かずに後ろを向けたまま腕を振り下ろすという日本向けレッスンに多い右サイドの仕事などを意識させる動きが見受けられません。
右サイドの仕事に関しては右サイドの仕事は間違い!アマチュア向けの体が止まる日本式理論は曲がるし飛ばないも読んでおいてください。
アップライトなトップから後ろ回しのダウンスイング
後方からのチェックを行ってみるとクラブを後ろ回ししている動きが見受けられます。
トップはクロスでアップライトです。
若干左手首が甲側に折れていますが、フェース面が空を向く度合いが多いので、アドレスの左手ストロンググリップに握る影響によってフェースが開く動きを上手く緩和できています。
仮に安楽拓也ドラコンプロが左手をスクエアやウィークで握った場合、トップでフェースが開いてしまい途端に球が捕まりにくくなる事でしょう。
切り返しから、クラブを後ろ回しする動きが行われています。
アップライトなクロスのハイトップからクラブヘッドを後ろ回ししながらダウンスイングしてきますので、インパクトに向かってクラブヘッドの移動距離をしっかり稼ぐことができています。
その結果、トップからのヘッドの助走距離を稼ぐことができますので、ヘッドスピードを加速することができてインパクトを迎えるという準備ができることになります。
このヘッドの助走距離を稼ぐ動きが顕著に分かりやすいのはマシューウルフ選手のダウンスイングになりますので、クラブヘッドをボールに向けて切り返しから下ろしてしまいカット軌道になってしまうという場合は、マシューウルフのスイング解説【GGスイングのプロのエグい手元の低さ】も読んでおいてください。
安楽拓也ドラコンプロは飛ぶインパクトの形を実現している
しっかりとインパクトでは腰も肩のラインも開いた状態でインパクトを迎えています。
つまり飛ぶインパクトの形が実現されています。
後方から左のお尻が見えて、右肘が曲がった状態で肩のラインも開いています。
胸の回転が止まっていませんのでこのように後方から背中の見える度合いも多くなります。
インパクトの形とアドレスを比較して前傾姿勢の起き上がりなどをチェックしてみましょう。
頭の位置を見るとアドレスと変わらない位置でインパクトを迎えているのが分かります。
個人的には若干起き上がり(エクステンション)が少し早いかなという感じです。
しかし、体を開いたインパクトができると前傾姿勢の起き上がりを克服できますので、ご自分のスイングで起き上がりが見られるという場合は、1つこのインパクトの形を目指すと良いでしょう。
多くのツアープロは、インパクトでアドレス時よりも頭の位置が低くなる度合いが強くなります。
これは前傾姿勢がアドレス時よりも深くなっているからです。
頭の位置がアドレス時よりも高い位置でインパクトを迎える多くのアマチュアゴルファーに対して、ツアープロは頭の位置が低くなるという逆の動きが発生します。
サイドベンド王子と呼ばれるホワキンニーマン選手などはその動きが顕著に現れます。
さすがに体の柔軟性の関係もありますので、ここまではなかなか無理ですが、頭の位置というのはアドレス時よりもインパクト時に低くなるという事が望ましいです。
理にかなったスイングになってくると、自然と頭の位置がインパクトで少しは下がってくるものです。
頭の位置がアドレス時よりもインパクトで上に上がってしまうという飛ばないインパクトを実現しないように気を付けましょう。
アマチュアゴルファーの特徴が分かりやすいスイングモデルの比較として、パワーローテーショナルゴルフ蛭間先生のスイングを分析【他との違い】も読んでおいてください。
トップがアップライトな分だけフォローもアップライトになる
安楽拓也ドラコンプロのフォロースルーはトップがアップライトな分、フォローもアップライトなフォローになっています。
逆を言うと、トップがフラットな場合は、同様にフォローもフラットになりやすいという事です。
スイングプレーンがインサイドインでもアップライトなスイングなのかフラットなスイングなのかによって、プレーンは変わってきます。
安楽拓也ドラコンプロの場合はアップライトなスイングタイプです。
なので、若干フォローはヘッドがアップライト気味に抜けていくことになります。
左肩の少し下からヘッドが出てくるフォロースルーになっています。
基本的に左肩の上からヘッドが出てくる場合は、インサイドアウト軌道が強くなるので、右へのプッシュアウトや引かっけのリスクが上がりやすくなります。
ただ、ドローボールを武器とする選手にはアップライトなフォロースルーでドライバーはインサイドアウト気味にスイングしてドローで飛ばしていくというケースも見られますが、アマチュアゴルファーのフェースターンやリストターンなど小手先で捕まえていくようなフックが強いドローボールの打ち方ではないという事です。
安楽拓也ドラコンプロの場合、体を開いてインパクトした結果によって、右手が左手の下にある関係性がフォローでもある程度保たれています。
その結果、左足の前を過ぎて手元が腰の高さを過ぎたあたりから右手が左手を追い越してフィニッシュに向かって行きます。
アマチュアゴルファーの多くは手元先行ではなく、ダウンスイングの途中からヘッド先行に切り替えてしまうため、この右手が左手を追い越す動きがインパクト直後に入ってしまいます。
だいたい左足の前では右手が左手を追い越して、右手が被った状態になっているケースが多いです。
ついでにアーリーエクステンションが発生して、前傾姿勢が起き上がりなら詰まったインパクトからフォローの動きになって左肘が引けるチキンウィングになるか、それをさせまいとフェースローリングを起こしてリストを返すのでフォローではすぐにフェース面が左下を向く状態になります。
こういったフォローからフィニッシュの動きを見て、どの部分で右手が左手を追い越しているのかを注意深く見ているとその人がどんなスイングをしているのかが丸裸になっていきます。
今回は安楽拓也ドラコンプロのスイングを僕なりに解説してみました。
ご自分のスイング作りの一環として、参考にしていただければ幸いです。
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