確かに野球のバットに比べるとゴルフクラブは軽いのでヘッドの重みを感じにくいですよね。
野球のように重たいと体全体でクラブを振り回すというイメージでスイングできますが、軽いゴルフクラブの場合は体全体で振り回す感じでスイングすると振り遅れることがよく起こりますよね。
どうも、ゴルフレッスンプロ(トシ)です。
福岡の自宅からです。
最近は梅雨も明けてきたのかそろそろ夏を迎えようとしている福岡市です。
さて、今回はクラブの重さを感じて振るために【ソールはしない】をテーマにお伝えしていきます。
クラブの重さを感じながらスイングするという意味が分からないという方も多いと思います。
ゴルフクラブは野球のバットなどに比べると軽いのでヘッドの重さを感じにくいです。
野球上がりの人はクラブが軽いので思い切り振り回したいという気持ちになると思います。
野球のように体全体で振り回すというイメージでは体ばっかり先に回ろうとしてクラブが戻ってこずに振り遅れるということにもなりやすいですね。
こういった人はどちらかというと腕を小さく短く使ってフォローからフィニッシュに向けて動くように意識すると振り遅れを取り戻すことができるようになります。
はじめはどんどん体を回してあえて振り遅れる状態を作っておいてから、腕を小さく小さく使う意識を持てるようになると振り遅れることがなくなってきますので、しっかり体を使えたスイングで振り遅れないという状態の感覚を養うことができます。
ソールはしない方がいいのか?
クラブと体を連結するのはグリップです。
グリップの重要性をわかっていない人というのは意外にも多いですが、グリップしてからアドレスして構え、そこからクラブをソールするかどうか?
これって意外と軽視している人は多いです。
人によってはソールして地面にクラブをつけた状態から始動した方がいいという人もいますが、クラブの重みを感じて振る場合はソールせずに始動した方がいいです。
ソールしてバックスイングをスタートすると基本的に、体を先に回して後からクラブヘッドを引きずるようにバックスイングするイメージになりやすいですね。
確かにこのバックスイングの動きが合うという人もいると思いますが、個人的にはやはりテークバックの初動は下半身を回さずにできるだけアドレスの状態をキープして、胸だけを動かしてテークバックに入った方がいいと思います。
テークバックからいきなり腰を回してしまう人が多いですが、これでは腹筋を捩じることができにくくなります。
体が硬いという場合は、これでもいいですが体が柔らかい人はできるだけ下半身は固定でテークバックに入った方がいいですね。
テークバックの「始めの30㎝を真っすぐに引く」ということをよく言われますが、はじめの30㎝を真っすぐに引くと思って、実際は1メートル以上真っすぐに引いてしまっていたという昔の僕の失敗例もあります(笑)。
なので、初めの30㎝はめちゃくちゃ短いということだけを理解していただいて、そこだけ下半身は固定で動くと腹筋が十分捻じれますので、これで捻転が完了したと思っていいでしょう。
捻転を作る時にこのように初めの30㎝を下半身固定で動くことによって体を捩じる動きを簡単に作ることができるのです。
なので、トップが浅く見えたとしてもしっかりとテークバックの時点で捻転が作れているのでOKです。
「始めの30㎝の意識はよく言われますよね。確かに30㎝と思っても実際は1メートルぐらい真っすぐに引いてしまって逆にスエーしているということになりやすいですよね。」というご相談もいただきます。
始めの30㎝というのはほんのわずかですからね。1メートルも真っすぐに引いてしまっているとだいたいスエーして腰が右へ移動してしまうので、これではお勧めできない動きになってしまいますね。30㎝という長さはかなり短いですからね。
もはや動き出しの一瞬だと思ってください。
ちなみにプロや上級者はテークバック始動時にクラブを地面から少し浮かせてソールしないも読んでおいてください。
ソールしないことのメリット
ドライバーでソールせずに始動する。
アイアンでもソールせずに始動する。
テークバックを始動するときに、グリップを作ったらワッグルをしながら上半身の力みをとって、下半身も動かしながら最適な下半身の重心位置を探していきます。
そして、テークバックを始動する際にクラブをソールしない。というプロは多いです。
ほとんどのアマの人はクラブの重さを感じながらというのが分からないと思います。
グリップはスイング中、ヘッドがどこにあって、フェースがどこを向いているのか分かるように握るわけですが、これが分かるようになるにはヘッドを宙に浮かせたまま握ってみてください。
ヘッドを膝の高さにあげたまま握ってみるという事です。
こうすると、左手の小指から3本のグリップ圧が最適な強さになるのが分かると思います。
こうするとスイング中でもヘッドの居所というのが分かるようになります。
ここで、重要な要素として一度グリップを決めたら始動まではヘッドをペタっと地面に置かないという事です。
プロはほとんどがソールしていないという事実
プロはソールしているように見えて実はヘッドをほんの少しだけ浮かせています。
せっかくクラブの重さを感じられるグリップを作っても、ソールして重さを地面に預けてしまったら意味がないということです。
どうしてもソールしないと落ち着かないという人もいるでしょう。
そういう場合は、一度ソールしたらヘッドを膝の高さまで上げてグリップを握り直してまた下して始動するということをやってみてください。
決してソールした状態から始動しないという事です。
これはドライバーからパターまで同じようにすることがヘッドの重みを感じてスイングするということで大事な要素となります。
ヘッドの重みって何?って感じることができないという場合は、【ソールしない】をテーマにしてみてください。
ソールしてテークバックを上げようとするとそこでグリップ圧がグッと入ってしまいやすいです。
常に一定の力でヘッドをすっと上げることを考えるならソールをしない方が良いということです。
ソールをするとボールとの距離を取りにくくなるということもあります。
この意味が分からないという場合は、素振りの時にボールを膝の高さにあるという事を仮定して素振りをしてみてください。
そうするとヘッドの重みを感じやすくなります。
クラブをソールする、しないは個人の考え方や感覚にもよりますが、基本的にソールしない方がクラブの重みを感じることができるのでテークバックの始動でヘッドをすっと上げていくことができます。
あなたがクラブの重みを感じることができないというのであれば試してみてください。
また、バンカーショットではソールできませんので、普段からソールしないことに慣れておくと、バンカーショットでのアドレスも違和感なくソールしない状態で入っていくことができます。
「バンカーショットはソールできませんしね。普段からソールしないことに慣れるという意味でもアドレスでソールしないことは重要な要素なのかもしれませんね。」というご相談もいただきます。
上級者になるためにはアドレスの動き出しと構えた時のソールする、しないというのもある程度関わってくると思いますので、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
始めの30㎝を真っすぐに引くという意味も理解してもらえたら幸いです。テークバックの最初の30㎝を意識してヘッドから動かす重要性も読んでおいて下さい。
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