ゴルフ迷走中

タメがあるスイングの正体って何だろう?

タメの作り方を色々と言われることがあるけど、具体的に分かりやすく教えてほしい。

切り返しから手首の使い方によって、タメが生まれることはわかるけどタメの正体についてもっと詳しい動きを教えてほしい。

 

今回のこのようなお悩みを解決するための方法になります。

この記事を読むことによって以下のメリットが手に入りやすくなります。

・タメの正体を理解できる

・タメが発生してくれる切り返しからの手首の動きが分かる

・アーリーリリースになる人にとってヒンジの動きの重要性が分かる

・コックが解かれるがヒンジが解かれない事でシャフトが寝てタメが生まれる事が分かる

・下半身で自然にタメが発生する場合と、意図して手首でタメを作る場合に別れる

 

今回はベストスコア65の僕がタメの正体について具体的にお伝えしますので参考にしていただければ幸いです。

スイングにタメは欠かせないものです。

タメがないと飛距離も方向性も失います。

 

なので、正しいタメの正体を理解していただくためにも動画も交えてお伝えしますので参考にされてみてください。

 

まずは動画で具体的なタメの正体を公開していますのでご覧ください。

 

ゴルフスイングのタメの正体【アンコックしてもヒンジは解かない】

スイングはタメができれば本当に見違えるように球をキレイに打てるようになりますし、飛距離が出ます。

タメは正しくスイングを作っていくうえで欠かせないポイントです。

 

そんなタメはどうすればできるのか?

これに関して悩んでいる方が多いですね。

 

結論言いますと、タメの正体は切り返しからの手首の動きが大きく影響します。

具体的には、「切り返しからコックは少し解かれる(アンコックが入る)のですが、ヒンジは解かれない」という動きが関係しています。

 

切り返しで「コックを解いてヒンジを解かない動き」を実際に行ってみると分かると思います。

クラブヘッドが背中側に下りてクラブシャフトが寝るシャローイングの動きが発生するからです。

 

実はこれがタメの正体になります。

タメを作ろうとして切り返しからコックを深めると思っている人が多いのですが、実はコックは若干解かれながらヒンジは解かれない事によって、シャローイングが発生してくれるため、タメが生まれることになるのです。

 

なので切り返しからタメを作るためにコックを深めるという動きは間違った解釈であるということが言えます。

なぜなら、切り返しからコックを深める動きを意識すると、多くの人がクラブシャフトが立つ動きになるからです。

 

クラブシャフトが立つことによって、ダウンスイングではスティープにクラブが下りてきてしまいます。

こうなると、体の回転が止まり気味で手を返しながら目標に向かって腕を振るスイングになってしまいます。

 

その結果、インパクト付近ではフェースの開閉量が増えてしまい球が曲がりやすくなるのです。

タメを作ろうとしてグリップエンドを飛球線後方へ突き刺すようにダーツを投げるイメージを推奨しているレッスンもありますが、これではシャローイングができずに体の回転でスイングをかけていくことができませんので、インパクトでは前傾姿勢が起き上がることになるのです。

 

タメ作る右ひじをダウンスイングで体に引き付けてくる動き

タメを作ろうとして、右ひじをダウンスイングで体に引き付けたり、絞り込むというイメージを持たれている人もいます。

確かにこの右ひじが体の前に絞り込まれる感覚というものはタメを作るシャローイングを発生させる上で正しいのですが、このイメージでタメができる人とできない人に別れます。

 

それは、トップで懐があるかないかによって決まります。

トップで懐が作れている人は、切り返しから右ひじを体の前に絞り込んでタメを作るスペースがあるのですが、逆に懐が作れていない人が右ひじを絞り込んで来ようとすると振り遅れによるフェースオープンが強くなります。

なので、トップで懐がない人が右ひじを絞り込もうとすると、球が掴まらないという状態に陥るのです。

 

また、懐がないままに回転をすると、背中側に手元が落ちて振り遅れた状態になりやすいです。

なので、トップで懐が作れているのか否かによって、右ひじを絞り込んでタメを作れる人と、作れない人に別れるのです。

 

そして、トップで懐を作るためにはアドレスの構え方からバックスイングの動きで決まります。

 

アドレスからタメを作る準備が始まっている

アドレスで体の正面にグリップを置いて、グリップを支点とする両腕の三角形を作って構えるタイプは、トップで懐を作ることができにくくなります。

 

なぜなら、グリップを支点として体の正面で三角形を作ってしまうと、テークバックを手元先行で上げていきやすくなりますし、体の回転でバックスイングをしたとしても、トップで左腕が胸に巻き付いて手元が背中側に回り込んでしまいやすくなるからです。

一般的に体の正面でグリップを支点として両腕の三角形を作るイメージのアドレスでは左ワキがきつく閉まった状態になります。

 

左ワキがきつく閉まった状態だと、体の回転でテークバックをしていくことでクラブヘッドの遠心力の影響も合わさって、手元は背中側に持っていかれやすくなるのです。

これでは、トップで懐ができずに切り返しから右ひじが入ってくるスペースを確保することができなません。

 

なので、トップで懐を作りやすくするためにはアドレスで手元を左足の前に置いて構える(ハンドファースト)を採用することをお勧めします。

なぜなら、左足の前に手元を置いて構えるハンドファーストの状態であれば、グリップを支点として体の正面で構えるわけではないので、始動でクラブヘッドを先行させてテークバックしやすくなるからです。

 

 

始動でクラブヘッドを先行させてテークバックができると、クラブヘッドが先行して手元がそれに連れていく動きでトップへ向かって行きやすくなるため、おのずとトップで懐ができやすくなるのです。

 

つまりハンドファーストで構える事が切り返しからタメを作るための準備になっているという事になるのです。

タメを作るためにはアドレスからそれなりの準備が必要であるという事です。

 

球が掴まらない人の特徴として、ハンドファーストに構えることができないというケースが目立ちますので、アドレスの手元の位置は左足の前【ハンドファーストで打てる構え】も読んでおいてください。

 

タメる意識はコックを深めるではなくヒンジの意識を持つこと

タメは切り返しからコックを強めるのではなく、アンコックが入りながらヒンジが深まることによってもたらされます。

これが、下半身先行のイメージで自然発生する人もいますし、意図的に切り返しからアンコックしながらヒンジを強めてタメを作る人もいます。

 

または、先ほどのように右ひじを体の前に絞り込んでくるイメージで自然発生している人もいます。

いずれにしても、切り返しから左手首は掌屈(手のひら側に折れ)右手首は背屈(手の甲側に折れる)の動き(ヒンジ)が入る事でタメが生まれます。

 

そしてこの時に、コックは若干解かれることになるという事です。

すると結果的にクラブヘッドが背中側に下りシャフトが寝る動き(シャローイング)が発生することになるのです。

 

これがタメの正体になります。

この細かい手首の動きは意外と知られていない部分です。

 

多くの人がタメを作ろうとして、逆に切り返しからコックを深めようとしているケースが多いです。

切り返しからコックの動きを深めようとすると、逆にヒンジが解かれることになります。

 

これではフェースが閉じる動きではなく開く動きになってしまいます。

仮にフェースが開いた状態でクラブを寝かせたとしても意味がないのです。

 

これでは、偽りのシャローイングになってしまうからです。

偽りのシャローイングでは、体の回転でインパクトに戻るとフェースが開いているため右にしか球が飛びません。

 

すると掴まらないので、手を返す動き(フェースを閉じる)を入れようとし始めます。

結果的に前傾姿勢が起き上がり、アーリーエクステンションになり、左へ引っ掛けるチーピン持ちになっていきます。

 

タメを作る上でコックとヒンジの関係性を理解するという事は大切です。

冒頭の動画でもタメのカラクリを具体的にお伝えしていますので、ぜひ見ておいてください。

 

タメができる仕組みが分かれば、ダウンスイングの右腕は内旋?外旋?【伸ばす動きは上達を妨げる】の理解も深まると思います。

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