マシューウルフのスイングってどうなんだろ?
あれはアマチュアでも真似できるものなのかな?
あんなスイングしてみたいけど、どうすればできるのかな?
独特なスイングだけど飛距離も出るし曲がらないって聞くから挑戦してみたいけど・・・
今回はこのようなお悩みを解決する内容になります。
この記事を読むことによって以下のメリットが手に入ります。
・マシューウルフ選手の飛ばしの秘訣が分かる
・マシューウルフ選手の体の使い方が詳しく理解できる
・アマチュアゴルファーが真似できる部分、できない部分が分かる
今回はマシューウルフ選手のスイングを解説したいと思います。
僕自身もGG系の動きをいくつもスイングに取り入れていますので参考にしていただけたら幸いです。
果たしてアマチュアゴルファーが真似できる部分はあるのか?
飛距離と方向性の両立をなせるGGスイング理論の代表的スイングの特徴や彼のスイングから取り入れるべき動きなどを解説していきます。
マシューウルフのスイング解説【生粋のGGスインガー】
今回は、マシューウルフ選手のスイングを解説していきます。
生粋のGGスインガーとして圧倒的な飛距離を出し、また方向性も失わないスイングの特徴やアマチュアゴルファーでも真似できる部分などをお伝えしていきます。
マシューウルフのスイングは飛距離抜群
マシューウルフのスイングは圧倒的な飛距離を出す事でも注目されています。
彼のスイングはクラブさばきの上手さが光ります。
バックスイングから切り返してインパクトに向かうまでのクラブヘッドの移動距離を見ると一目瞭然。
上手にインパクトまでのクラブヘッドの移動距離を長く作って、クラブヘッドを加速させている事が見て分かります。
マシューウルフ選手のスイングの一連の流れをご説明します。
まずは、アドレスからトップまでのヘッド軌道を見てみましょう。
トップまでクラブヘッドが上がっていく軌道を見ると、体の前をクラブヘッドが上がっていっているのが分かります。
クラブヘッドを一切インサイド(背中側)へ引くことなくバックスイングしてトップまで行ってます。
つまり、後方から見ると手元はインサイドにあり、クラブヘッドはアウトサイドに上がっていくという手元とクラブの関係性になっています。
アマチュアゴルファーの多くがこの逆の動きになることが多いです。
手元がアウトサイドでクラブヘッドがインサイドに上がっていくという関係性です。
以下、小田孔明プロと比較してみました。
小田孔明プロの場合は、手首でフェースを閉じていますのでインサイドにクラブヘッドを上げてもフェースが開かない状態を作れています。
アマチュアゴルファーの多くがインサイドへクラブヘッドを引き込みながら左手首を甲側に折ってフェースを開いてあげてしまう人が多いです。
そのため、切り返しからフェースを閉じようとしてクラブがスティープに下りてくるという傾向が強いです。
マシューウルフ選手のように極端に体の前をヘッドがキープしてアウトサイドにヘッドがあがっていくと、切り返しからクラブヘッドを思い切りインサイドへ落とすことができやすくなります。
赤丸はクラブヘッド、黄色線はシャフト、青丸は左のお尻
バックスイングからトップ、そしてダウンスイングからインパクトに向かう動きの中でクラブヘッドがとても長い距離を移動しているのが分かります。
トップの位置が低いレイドオフの選手に比べると、マシューウルフ選手のスイングはクラブヘッドをうまく加速するために全く違った腕や体の動きを取り入れて、インパクトまでのクラブヘッドの移動距離を長くしてヘッドを加速させることができています。
切り返しから強烈なシャローイング
マシューウルフ選手の特徴としてシャローイングの上手さが光りますね。
切り返しからクラブシャフトを寝かせる動きを見ると、まるでクラブヘッドだけを背中側に落としているかのようなクラブの動かし方をしています。
そのため、シャフトの延長線(黄色のライン)がボールの先を指しているのが分かると思います。
切り返しからシャローイングができないとシャフトの延長がボールの先ではなくボールの手前を指してしまいます。
これもアマチュアゴルファーとプロの違いに多い特徴です。
インパクトの腰の開きと手元の低さに注目
マシューウルフ選手のスイングで特徴的な部分はやはりインパクトでの手元の低さですね。
インパクトの手元位置が低く、アドレスのグリップの位置に非常に近いという事が特徴です。
ツアープロの中でもここまで手元が低い選手は滅多にいません。
セルヒオガルシア選手やキャメロンチャンプ選手もインパクトで手元が低いのですが、それ以上にマシューウルフ選手の方が手元が低いのではないかと思わされます。
これはショットが上手な人に共通している部分です。
マシューウルフ選手は右肘が曲がってしっかり左のお尻が後方から見えているインパクトになっています。
腰をしっかり開けて使えています。
アマチュアゴルファーの多くがインパクトで腰を開くことができません。
それは、手を返す動きを入れてインパクト付近でフリップしているということが言えます。
そして右ひじが伸びてインパクトを迎えてしまうのです。
よくある日本人に多い手を返すスイングのインパクトと比較してみました。
インパクトを比較するとスイングの違いが分かりやすくなります。
手を返すスイングは、右ひじが伸びながら同時に前傾が起きながら、頭の位置が上昇しながらインパクトを迎える特徴があります。
そして、手を返すためインパクトでは腰を開かないので後方から左のお尻が見えてこないことが特徴です。
手を返すスイングに対して、マシューウルフ選手のスイングはインパクトで頭の位置がアドレスの位置よりも逆に低くなり、腰を開いています。
そして、後方から左のお尻が見える形になっています。
これは手を返さないボディターンスイングに共通する形です。
手を返すスイングとは、インパクトの形が異なります。
以下の写真とも比較すると違いを分かりやすくなります。
スイングというのは一瞬の流れなのでインパクトの形をしっかり分かっていないアマチュアゴルファーはとても多いです。
スイングを停止してご自分のインパクトがどうなっているのかを確認してみるといいですね。
手首を返す動きを推奨しているレッスンが多いので、手を返すスイングを実践する人が多いのですが、後々ボディターンでスイングしたいという場合は、正しくこのポイントに気づけて、手を返す動きを辞めた方が良いことに気づく人も多いです。
手首を返すリストターンと手首を返さないボディターンの違いはリストターンとボディターンはどっちが良い?【トッププロのスイングが答え!迷わない】を読んでおいてください。
マシューウルフ選手のフォローからフィニッシュの特徴
フィニッシュでは手元と頭の位置が近いですね。
そして、左ひじも低い位置に収まっています。
これはしっかりフォローからフィニッシュに向けて左腕をたためた証拠ですね。
腕を大きく振り回すのではなくて、インパクトから小さく左腕をたたんでいくような意識を持ってスイングをすると遠心力に負けずに腕をたためるようになっていきます。
これはフォローの出し方も関係してくるのですが、基本的にボディターンスイングのフォロースルーの出し方ができれば、フィニッシュで手元が頭の近くに収まるようになります。
マシューウルフ選手のスイングはアマチュアには無理?
マシューウルフ選手のスイングは難しそうに見えますし、アマチュアゴルファーには無理っぽく見えると思います。
結論言いますと、マシューウルフ選手のスイングはアマチュアゴルファーでも動きの流れは真似できます。
彼のスイングで最も特徴的なバックスイングから切り返しの動きをあそこまで真似してやらなくてもいいですが、マシューウルフ選手のスイングの体の動きの流れを真似するということはできます。
クラブをインサイドに引っ張り込まないようにバックスイングして、トップから切り返しでシャローイングするという動きは真似できます。
この部分が真似できただけでもスイングの感覚が変わっていきます。
今までクラブが切り返しからスティープに下りてきている人は、彼のスイングの動きを取り入れると切り返しの動きが良い方向に行くことは間違いないです。
もちろんシャローイングできたとしても、ダウンスイングの途中で手を返しながらインパクトをしてしまったら意味がないのですが。
クラブがどうしても切り返しでシャローにならない方のために、動画でもコツを解説しましたのでご覧ください。
今回はマシューウルフ選手のスイングを解説してみました。
ご自分のスイング分析の参考にしていただけたら幸いです。
また、マシューウルフ選手と言えばGGスイングです。
GGスイングの詳細については、GGスイングの理論を詳しく解説!【レッスンを受ける前に知っておく事】も読んでおいてください。
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