もしかしてグリップの握りは自然とフックやウィークを使い分けているということでしょうか?
そうなるとかなりレベルの高い話になりそうですが。
どうもゴルフレッスンプロ(トシ)です。
アプローチショットを上達させるために、今回は【左手ウィークグリップで柔らかくヒット】をテーマにお伝えしていこうと思います。
フルショットでは左手のグリップはフックに握っている人は多いですよね。
ほとんどの人が左手のグリップをフックグリップで握っていると思います。
でもアプローチショットではウィークに握る方が距離感を合わせやすいですし、またざっくりなどのミスになりにくいと言うのがあります。
例えば、捕まりにくいクラブというのは14本のうちどれでしょうか?おそらくはドライバーが最も捕まりにくいクラブだと思います。
捕まりにくいクラブほどストロンググリップで握ってみるという考え方が良いと思います。
逆に捕まりやすいショートアイアンなどはスクエアやウィークで握る方が左へのひっかけ防止にもなります。
アプローチになると球を捕まえる必要はないので逆に捕まりにくいウィークグリップなどの方が柔らかい球を打てやすくなります。
100ヤード以内はあまり球を捕まえに行かない
たとえば、50ヤードのアプローチを打つとして、アプローチショットの中では長めの距離ですがフルショットと同じようにフックグリップで握っているとインパクトで強くなりがちです。
そうすると飛びすぎる事や打点がずれたときのミスの度合いが大きくなってしまいます。
なのでピッチエンドランでは左手のグリップはウィークグリップで握るようにしたほうがいいと思います。
というのが僕の経験上言えることです。
アプローチショットが上達したいのであれば絶対に左手のグリップはスクエアかウィークで握った方がいいです。
左手をウィークで握ることによって手首が使いやすくなると言うのがあります。
スイング中はコックを積極的に使ってはダメなのでコックを使いダウンスイングのタメがきつくなってしまったらヘッドスピードが上がりすぎるため、結果的にヘッドの入射角度がきつくなりやすく距離感が合わせにくくなってしまいます。
なので体の回転で大きくゆったりと振ることができませんので、できるだけボールを柔らかく運ぶためにも左手のグリップはスクエアかウィークで握った方がいいという事です。
振り幅が大きくなってもコックは少なめにして、ダウンで手首のタメを作らないという事が大事。
入射角が安定することによって柔らかくアプローチショットを打てるようになります。
あなたがアプローチが苦手という場合は、ぜひ左手のグリップをウィークにして試してみてください。
ちなみに長めの距離でもグリップは短めに握ります。
こうすることによってクラブヘッドの操作性を上げることができます。
アプローチショットが強く「ガツン」と入って飛びすぎるという場合もグリップをウィークに変えることによってやわらかく打てるようになりますし、距離感が合うようになりますので試してみることをお勧めします。
「左手ウィークグリップはアプローチで試してみる価値ありそうですね。今までストロングで握っていたので距離感を合わせづらかったように思います。」というご相談もいただきます。
グリップの握りが全てではないのですが、アプローチなのにストロングで握るというのは個人的にはおすすめできませんね。
アプローチの場合はできるだけ球を逃がしていきたいので、捕まりにくい握りをするということが打つ前の準備として大事な事だと思いますね。
ストロンググリップにするとダフリやすい
アプローチではストロンググリップにすると手元がハンドファーストの状態が強くなってしまいやすいですね。
ハンドファーストの状態が強いと上からダウンブローで球にコンタクトできると思っている人も多いのですが、実は入射角がきつくなることによってリーディングエッジが地面に突き刺さりやすくなります。
結果的に打点がシビアになってしまいますのでチャックリするというミスが出やすくなるのです。
ダフリたくないからと言って、手元をハンドファーストにして構えて上からダウンブローに入れようとすると入射角がきつくなり、また打点がシビアになるために余計にチャックリするという悪循環に陥ってしまいます。
また、こういったハンドファーストを手元で作りに行く打ち方ではアプローチのシャンクが出やすくなります。
なので、アプローチで手元がハンドファーストになりやすいストロンググリップは辞めた方がいいのです。
アプローチも入射角をゆるやかにシャローに入れていくことが成功のポイントになります。
グリップの握りでアプローチの精度は格段に変わってしまいます。
ウィークグリップにして、自然なハンドファーストでヒットできる打ち方についてはアプローチを極める打ち方【ゴルフ初心者でもスピンが効いて距離感が出る】も読んでおいてください。
アプローチが苦手ない人にとって朗報となるはずです。
切り返しでラグを生みだしフォローは小さく
柔らかい球を打つためには、切り返しでクラブヘッドをインサイドから入れる必要があります。
そのためには、バックスイングをインサイドへ引くのではなく、どちらかというと真っすぐかアウトサイド気味に引くイメージを持ってみましょう。
そこからクラブヘッドを切り返しでインサイドに入れてきます。
ゆるやかなインサイドからボールに向かっていき、フォローは小さく左腕をたたむようなイメージで使います。
そうすることによって、手元が体の近くを通過してくれるので、ボールへのコンタクトが良くなるのです。
勘違いしてフォローで手元を目標に放り出すようにしてアプローチを打っている人がいますが、これでは距離感を合わせることができませんね。
まるでロボットのように腕や手首をガチガチに固めて手元を目標に出すように打つ人は距離感が合わないですし、ザックリするミスが出やすいので気を付けましょう。
それよりもフォローでは左手を小さく使うことを意識しましょう。
そうすることで左腕のぬきが良くなって柔らかい球を打てるようになります。
インパクトでボールだけをさらっていくように「カツン!カツン!」といった乾いた音を出せるようになります。
「アプローチの間違いあるあるですよね。フォローを大きく出そうとする人がいますが、逆にフォローは小さく腕をコンパクトにたたむという感覚が正しいですよね。これはショットもアプローチも共通する部分ですよね。」というご相談もいただきます。
アプローチもショット同様にフォローは小さくです。アマチュアゴルファーの方の多くが自分でフォローを大きく出そうとしている人が目立ちますからね。
フォローを大きく出そうとすると、その前にインパクトがずれてきます。振り遅れになるという場合が多いですね。
基本的なピッチエンドランの練習をする前にアプローチショットが上手くなる基本はアドレスで腰だけ左へスライドして構えるも読んでおいて下さい。
大きなフォローを取ってフィニッシュを決めたいという気持ちはゴルフを下手にします。
体がやら回女子プロなど、見た目では大きなフォローで伸びやかにスイングしているように見えるかもしれませんが、彼女たちの柔軟性があるので大きなフォローを取っているように見えるだけです。
実際は、小さく小さくコマのように回転するイメージです。
体の近くを手元が小さく小さくです。
そうすることによって、距離感や方向性が安定していきます。
ショットの場合も飛ばしたいならフォローで大きく腕を振るのではなくて、小さく小さくコンパクトにフォローで腕をたたむ事です。
その方が飛距離も出るし、方向性も安定しやすいのです。
これが見た目の実際の感覚のギャップだと思います。
では、今回の内容は以上になります。
アプローチが上手くなりたいというのであれば、アプローチでザックリせずにスピンもかかるソールを使った打ち方も読んでおいてください。
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